飲酒・アルコール/二日酔い症状の対策・解消法

飲み過ぎた!顔をむくませないための正攻法

飲酒後は水が飲みたくなります。でも脳の感覚にズレが生じやすいので水分過剰になって、翌朝、むくんだ自分の顔にビックリすることになります。翌朝もスッキリした顔でいるための医学的な解決法をご紹介しましょう。

西園寺 克

執筆者:西園寺 克

医師 / 感染症・健康情報ガイド

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だ、だれ!? 宴会の翌朝、鏡にはフグに変身した自分が映っていました!
飲酒後は生理的に水が飲みたくなります。利尿作用が働いて何度もトイレに行くうちに、脱水症に近くなるので、その分の水分摂取は必要です。

しかし水を飲んでも、乾きが癒されるまでにはタイムラグがあります。翌朝にむくんだ顔にビックリしないためにも、医学的にも正しいむくみ防止の方法をご紹介しましょう。

喉が渇いた時、水よりビールが美味しいのはナゼ?

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ギネスブックはパブの話を集めたのが始まりです。
喉が渇いた時のビールが美味しいのは確かですね。経験則からは、ビールを飲んでしばらくすると最初ほど美味しく感じなくなることがあります。その理由は胃と小腸の機能の差にあります。

■胃
  • 水をほとんど吸収しません。
  • アルコールは吸収します。
  • アルコールと一緒になら水を吸収します。

    ■小腸
  • 水を吸収します。
  • アルコールを吸収します。
  • ハーブ(ホップ)を吸収します。

    胃は水を吸収しませんが、アルコールと一緒なら水も吸収します。ビールを飲めばすぐに胃に行って吸収されるので、短時間で乾きが癒されたように感じます。時間が経って腸からも水の吸収が始まると、最初ほどの喉の乾きが癒される感じが薄れます。

    >>次ページでは、乾きを癒すビールが、結果的に水分を奪う仕組みを説明しましょう。>>
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