喫煙している人は非喫煙者よりも血液が固まりやすい傾向にあります。血液が固まりやすいと血栓ができやすくなり、血栓は心筋梗塞や脳梗塞の原因になります。血栓のできやすさは、血小板を調べると推定できますが、調査によると2週間程度の禁煙で非喫煙者と同じ程度の固まりにくさになることが分かったのです。まずは2週間を目標に、禁煙を始めてみませんか。
禁煙と病気の関係
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| 若い人での禁煙の効果をどう証明するのかが問題です! |
喫煙と病気の関係についての調査
の報告はたくさんあります。喫煙は、肺癌、肺気腫、脳梗塞、心筋梗塞、歯周病、バージャー病を含むさまざまな病気を増加させます。
それに較べて禁煙と病気の関係の調査は少ないのが現状です。その理由は喫煙期間と禁煙期間と病気の発生を明らかにするには非常に長期の観察が必要だからです。
調査対象疾患を肺癌とすると肺癌自体が高齢者に多いので若い人たちでの禁煙の効果について証明できません。脳梗塞や心筋梗塞を対象とすれば、少し発症年齢が下がりますが、それでも若い人での禁煙の効果を明らかにするのは難しいのです。
脳梗塞と心筋梗塞の危険
脳梗塞や心筋梗塞と関係するのがいわゆる血栓です。血栓は血管内で血小板が凝集して、さらに凝集した血小板に血液中の凝固因子が加わってできます。
血栓が脳の動脈を塞ぐと脳梗塞が起きます。心臓の血管の冠状動脈を塞ぐと心筋梗塞が起きます。喫煙が血栓と関係することは以前から明らかになっています。
数だけでは評価できない血小板の固まり易さ
血小板について簡単に説明します。血小板は、赤血球や白血球と異なり、完全な細胞ではありません。元になる骨髄にある細胞(骨髄巨核球)が、小さくちぎれてできた細胞の破片です。そのために大きさに、ばらつきがあります。血液標本を作って顕微鏡で血小板を見ると赤血球よりずっと小さいものから、赤血球と同じくらいのものも確認できます。
血液中の数が多くあるから、固まりやすいという判断はできません。
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