禁煙の効果・メリット

更新日:2007年02月27日

がん予防の第一歩!今日から始められる禁煙

禁煙は、二つの依存を解きほぐして考えれば、決して不可能なものではありません。今日から始められるちょっとした取り組みをご紹介しましょう。

タバコはがんを引き起こす

タバコとがんの関係
たばこは、意外な臓器にもがんを発生させる原因になっているのです
「タバコは肺がんの原因になる」という注意書きが、タバコのパッケージにも書かれるようになってきました。しかし、肺がんだけではありません。意外に知られていないのですが、タバコは、その他色々ながんの原因になるのです。

禁煙教室にいらっしゃった、膀胱がんの手術後の患者さんが、「膀胱がんとタバコに関係があるなんて知らなかった。知っていたら、タバコは止めていたかも知れない。」とおっしゃったことがあります。

国立がんセンター疫学部長であった故平山雄さんの報告によると、タバコを吸うことによって、肺がんは4.5倍、食道がんは、2.2倍、喉頭がんにいたっては、なんと32.5倍にまで危険性がアップします。また、タバコの煙とは直接関係がなさそうな肝臓、膀胱、子宮のがんについても、それぞれ3.1~1.6倍という確率でかかりやすくなってしまいます。

がんになる患者さんが年々増えている日本は、残念ながら、先進諸国の中でも比較的喫煙率が高い国です。多くの喫煙者にとって、禁煙はがん予防の第一歩になるとも言えるのです。

今回は、禁煙を成功させる3つのポイントについてご説明します。


「タバコはダメ!」だけでは禁煙できない

禁煙の理由
なぜ、あなたは、禁煙をするのでしょうか?
私たちが、何か新しいことに挑戦しようと言うときには、その理由が大切です。禁煙も同じです。「医者に強くすすめられたから」「家族がやめろというから」と言う理由だけでは、なかなかうまくいきません。

タバコでがんになると言われれば、誰でも怖いはずですし、「人は恐怖によって動く」と言う言葉もあります。しかし、私が言うのもなんですが、恐怖をあおるような禁煙プロモーションだけでは、成熟した大人にとっては素直に受け入れがたい面もあるかもしれません。

私自身がオススメしているのは、はじめの第一歩として、あなた自身の中で禁煙の理由を明らかにし、それを紙の上に書き出していくことです。その際には、できるだけ、ポジティブに、楽しみや得られる幸せをイメージできるような言葉を用いるとイメージがふくらみやすいと思います。

とくに、「たばこを止める」のではなく、「もういちど、たばこのない生活を始める」といった気持ちで、楽しみながら書き出していくと良いでしょう。単に考えるだけではダメですよ。ぜひ、紙に書いて見て下さい。きっと新しい発見があると思います。

次のページでは、具体的な2つの禁煙のコツについてお話ししましょう。
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この記事の担当ガイド

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狭間 研至

大阪大学医学部卒。外科医の傍ら、現在、ファルメディコ株式会社ハザマ薬局の代表取締役をしております。外…

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