肥満・メタボリックシンドロームの基礎知識

更新日:2004年07月06日

気をつけよう!夏やせよりも夏太り 夏太りにご用心

最近増えている「夏太り」。原因は大体「夏だから……」という思いこみの甘いワナ。でも、夏は露出の増える季節。楽しくオシャレするためにも、何とかして夏太りをストップしたいものですね。

夏の暑さで食欲が落ちてやせてしまうのがいわゆる「夏やせ」。ところが最近夏痩せよりも夏太りする人が増えているようです。

夏太りの原因は大体「夏だから……」という思いこみの甘いワナ。でも、夏は露出の増える季節。楽しくオシャレするためにも、何とかして夏太りをストップしたいものですね。


実は少ない基礎代謝量

夏は低下する基礎代謝量
夏は低下する基礎代謝量
身体を36℃の平熱に保つのに必要なエネルギーが、いわゆる「基礎代謝」といわれるものです。(黙って寝ていても身体は発熱しているのです。基礎代謝の活発な赤ちゃんはとってもあったかいですよね。)

そして、なんとな「夏は代謝が高そう!」という気がしますが、実は外気との温度差が少ないので、基礎代謝量が低いのです。「基礎代謝量が低い=消費エネルギーが少ない=太りやすい!」のですね。


水分の摂り過ぎ

夏太りの原因の一つは「むくみ」。エアコンの効いた涼しいオフィスにいるのに、ついつい「夏だから」と過剰に水分を取ってしまうとむくんでしまいます。ちなみに糖分の多いジュース、「夏だから」と何となく食べたくなるアイス、麺類もむくみを悪化させてしまいます。


汗をかくから痩せる?の勘違い

夏に自然にかく汗は体温調節のためで、運動してかく汗のようにエネルギーは消費していないので痩せないのです。「暑いから身体が持たないし、いっぱい食べなきゃ」というのは過去の話。くれぐれもご注意を。


イベントが多い

夏は花火大会などイベント目白押しで、夜遅いお食事や夜更かしが多くなります。夜が遅いとついつい朝ご飯を抜いてしまったりして、生活のリズムも乱れがち。生活のリズムが乱れると、脂肪が蓄積されやすく太りやすい体質になってしまいます。

おまけに職場も何となく夏休みモード。緊張感がなくなるとついだらだらと間食してしまいますよね。これも夏太りの原因に……。

冷えたものは油分も甘味も感じにくい

冷えたものは油分も甘味も感じにくい
冷えたものは油分も甘味も感じにくい
冷えていると油分も甘味も感じにくくなります。夏に定番の冷やし中華やビシソワーズは意外と油分、カロリーが高いのでちょっと気をつけてくださいね。また同じ理由で夏のデザートのアイス、プリンなどもついつい食べ過ぎてしまうのでご注意を。

■冷やし中華 500~600kcal
野菜やたんぱく質が多いのでバランスは良いのですが、意外とカロリーがあります。スープに油分が多いのでスープを残せばカロリーダウンに。

■ビシソワーズ(冷たいジャガイモのスープ)150~200kcal
ビタミン・ミネラルが取れるのですが、生クリームが入っていたりして意外と油分が多いもの。ご自身で作られる場合は生クリームを豆乳などに変えてみられてはいかがでしょうか。

夏太りしやすい人はかえって夏に脂っこいものを食べたくなる傾向があるようです。「自分は夏太りしやすいタイプかも」と思われる方はまず「夏だから……」という思いこみをなくすことから始めましょう!
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山田 恵子

医師。東京大学医学部卒業。ハーバード大学研究所客員研究員等を経て、現在、東京大学医学部医療情報経済学…

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