メンタルヘルスの分野を中心に執筆する産業カウンセラー、ジャーナリスト。都内私立大学学生相談室カウンセ…
ストレスのしくみ・弊害・ストレスと病気
更新日:2003年10月09日
ギャンブル依存症のご主人をサポートし、家族としてこの病気と立ち向かっている女性へのインタビュー。現在悩んでいない人も、現代を生きる処世術としてぜひ参考にしてみてください。
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---では、ご両親にもギャンブルによるトラブルがあったとか?
そうです。義父がギャンブルで作った借金を義母が一人で尻拭いをし、家計を支えてきたそうです。しかも、高校生になるまで義母の苦労をまったく知らなかったのだそうです。主人が初めて借金を打ち明けたとき、「親父だって家を売るほど借金したけど、ぜんぜん平気じゃん」と口に出したのですが、両親の姿を見て「こういうことをしても許されるんだ」という意識ができてしまったのではないかと私は思っています。
---しかし過去は過去として、依存症克服には現在の家族がどう支えていくかが重要なわけですよね。その点はどうされたのでしょうか?
まず、会話をすることからはじめました。この問題に関わって、いろいろなご家族のお話をうかがう機会がありましたが、会話が親子間でしかなく、夫婦間の会話が少ない家庭が多いことに気づきました。私も実際、3人の子どもの子育てに追われて夫婦間の会話を十分にもてないでいました。たとえば、主人の帰宅が子供を寝かしつけている時間だったりすると、夕食の用意もせず義母任せにしていましたし、就寝時間も違うのでゆっくりが会話できていなかったのです。
---子育てが忙しく、ご主人と向き合う余裕がなかったんですね。
それだけではなく、「相手の話をじっくり聞く」ということを軽視していたこともあります。主人とは職場結婚だったため、会社の状況がわかるばかりに、話をろくに聞かず「ああすればいいじゃない、こうすればいいじゃない」とまくしたてていたこともありました。そこで初心に帰り、子供を寝かせあとに「夫婦の時間」をもつようにして会話の機会を増やしていきました。
---家族がサポートの仕方を間違うと克服をさまたげてしまうといわれますが、接し方の面で気をつけられたことはありますか?
相手の“世話を焼きすぎてはいけない”ということです。しかし、このことに気づくのはかなりあとになってからでした。私の“世話女房気質”が、夫の依存症をエスカレートさせてしまったということは大きいと思います。
---ご自身の気質も家庭環境との関係があるのでしょうか?
| 他者への依存心が強く、精神的な境界線をひけないあまりに、自分を犠牲にして相手を助けようとしたり、相手の行動や考え方をコントロールしようとしてしまう依存症。 この依存症の特徴を表すものに、「西尾和美による基準」があり、お銀さんのホームページでも紹介している。 家族のとるべき態度 (join in the laughterより) ※左ナビゲーション「共依存の特徴」をクリック |