ストレス/ストレスチェック・自己診断

寝相であなたのココロが分かる!?(2ページ目)

いつもとっている寝姿勢に性格が表れる、というユニークな説を紹介します。また、起きたときに疲れが残ってしまう人が注意したいポイントも、ご紹介!

大美賀 直子

執筆者:大美賀 直子

公認心理師・産業カウンセラー /ストレス ガイド

起きたときに疲れが残っている・・・・・・そのわけは?

翌朝疲れが残るわけは?
ストレスで頭をいっぱいにしてベッドに入らないこと!
睡眠時間は十分にとれているはずなのに、翌朝にすっきり起きられず疲れを感じることはありませんか? ストレスを抱えていたり、興奮した状態のままで眠りにつくと、睡眠中にも緊張状態が続くため、疲れが残ってしまうのです。

緊張状態のまま眠ると、知らず知らずのうちに体に力が入ってしまいます。そんなときには、前ページで紹介した「胎児型」のような寝姿勢で、体を抱えるようにして寝ることが多くなるでしょうし、こぶしを握り締めたり腕組みをしたり、歯ぎしりをする人もいるでしょう。

しかし本来、睡眠中はリラックスした状態でいなければ、疲れが十分に回復されません。緊張が続くと、疲れが蓄積して病気に罹りやすくなりますし、また精神も不安定になってストレスに弱くなってしまいます。仕事の悩みや人間関係など、ストレスの多い毎日を送っている方が多いと思いますが、寝る前の時間帯だけでも、ストレス要因を頭に浮かべないように心がけましょう。

また、翌日に楽しい予定があるとしても、期待で胸を膨らませないことも大事。たとえ楽しいことでも、頭に何かを思いめぐらせていると、脳が興奮してしまいます。その状態で就寝しても、なかなか深い睡眠が訪れません。

その代わりに、心地よい布団で眠れる喜び、今日も一日無事に終えられたことへの幸福感を感じましょう。こうした安らかな気持ちで眠りにつくと、ぐっすりと深い睡眠に導かれます。

心地よく眠るためのポイント3

ナイトキャップは習慣にしない
ナイトキャップは睡眠の質を悪くする
また、翌朝に疲れを残さないためには、眠る前に以下の3つのポイントにも注意してみましょう。よい睡眠を得て、日中を快適に過ごすためには、毎日の積み重ねが肝心です。快眠生活を、今日からさっそく実践していきましょう!

● 寝る前の30分の過ごし方が決め手

安らかな気持ちで眠りにつくためには、寝る前に興奮しないことが大事。最低でも寝る前の30分には、サスペンス小説やホラー小説は読まない、仕事の資料は読まない、パソコンを見ない、映画やテレビも消す、照明をほの暗くする、食事をとらない、などの点に注意しましょう。

その代わりに、安らげる音楽(モーツァルトやシューベルトがおすすめ)を聴いたり、好きな香りを嗅いだり、軽くストレッチなどをして、心身の緊張を和らげるといいでしょう。

● 寝酒、カフェインは控える

寝る前のお酒やカフェインは、脳を興奮させるので控えましょう。ナイトキャップは、初期の頃なら寝つきのよさを感じますが、夜中や早朝に目覚めてしまい、睡眠の質が悪くなります。

また、ナイトキャップを習慣にしていると、次第に酒量を増やさないと、寝つけなくなってしまいます。こうした習慣から、アルコール依存症になることもあるので、要注意です。寝る前に、どうしてもお茶を飲みたい場合には、ハーブティーやルイボスティーのような、ノンカフェインの飲み物を選ぶといいでしょう。

● 部屋の温度や布団の温かさ、パジャマにも注意

リラックスして眠るためには、寝室の暑さ・寒さ、湿度、布団にもこだわりましょう。夏は、寝入りばなにクーラーを効かせて涼しくしておき、冬は、就寝前に部屋を十分温め、布団の中も、ゆたんぽなどで温めておくといいでしょう。湿度は、50~60%を目安にするとよいと言われます。

また、布団は掛け布団より敷布団の寝やすさ、快適さにこだわるのがおすすめです。夏のシーツは麻、冬はのシーツは毛布、というように、季節によって、快適な睡眠を得られる寝具を選ぶといいでしょう。
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