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ネットとテレビは快適睡眠の敵?

ちょっとしたことで、睡眠の質が左右されています! 今回は、ネットやテレビが睡眠に与える影響や、クァンソウと入浴剤の効果について、最新の研究成果をもとにお伝えします。(photo: Oliver Stein)

坪田 聡

執筆者:坪田 聡

医師 / 睡眠ガイド

最近の睡眠に関するニュースから、これは! という情報を厳選してお伝えするシリーズです。今回は、睡眠科学の進歩についてご紹介します。

【目次】
■ 寝不足感は、就寝前のネット利用時間に比例 : P.1
入浴剤が睡眠前の覚醒レベルに与える影響 : P.2
クヮンソウの睡眠効果を確認 : P.3


寝不足感は、就寝前のネット利用時間に比例

メディア
熟睡感を得るためには、就寝前のネット利用を控えたほうが良さそうです
大阪大学がインターネットを通じて行ったアンケート調査によると、就寝前にネットやテレビなどのメディアを長時間利用する人ほど、寝不足を訴える割合が高いことが分かりました。

アンケートに回答した5,875人のうち、メディア利用が睡眠不足の原因になっているかもしれないと答えたのは、ネット利用時間が1.5時間以下のライトユーザーの29%に対し、1.5~3時間のユーザーでは40%、3時間以上のヘビーユーザーでは54%に増えました。

研究チームの分析では、コンピュータやテレビの長時間利用が睡眠時間に与える影響はわずかですが、それよりも「睡眠の欲求と睡眠の質」に大きな影響を与える可能性があるようです。

コンピューター・ディスプレイやテレビ画面の光のちらつきが、見ている人の覚醒レベルを上げることがあります。また、コンピューター・ゲームやテレビ番組の中には、興奮したり熱中してしまうものもあるでしょう。そのため、寝つきが悪くなったり、深く眠ることが難しくなるのかもしれません。

快眠をお望みなら、布団に入る前しばらくは、ネットサーフィンやテレビ視聴を止めておいたほうが良さそうですね。

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次のページでは、入浴剤が睡眠前の覚醒レベルに与える影響 をご紹介します。
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