シングル層がマンション購入に積極的なようです。自由になるお金と時間、モノへのこだわり。自分らしい生活スタイルを続けるために、何に時間とお金を使おうかしら、と考えていたところに突如、「将来の不安」という漠然としたもやもやが…トータルに冷静に思案した結果、「不動産」という資産を持つことを選択するシングルが増えているのです。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇シングルがマンションを買っているって、本当?
 |
| 新しいマンションでの生活は、シングルライフに潤いをもたらす! |
そう言えばマンションを買った友達が何人かいるけれど、世の中全体ではどうなのだろう。と思っている方も多いのではないでしょうか。株式会社リクルートの調査(首都圏新築マンション契約者動向調査)によれば、購入者全体に占めるシングル層の割合は男女ともに、ここ3年間増加の傾向にあります。
シングルの6割が都心で購入!
シングル層はより利便性の良いところを求めてマンションを購入する傾向にありますが、先の調査では、東京23区購入が6割となっています。特にシングル男性では、購入者の4分の1が都心7区(千代田・中央・港・新宿・文京・品川・渋谷)で購入しているとのこだわりようです。
都心購入者が増加している理由のひとつは、都心部でマンション販売が増えているという事実です。これらは地価との関係で販売単価が高くなってしまうため、面積を縮小し単価を抑えた小型住戸の供給が増加させる結果となっています。小型住戸と言っても、かってのワンルームマンションではなく、30平米~50平米ほどの小型であることに特化した商品性を持つ「コンパクトマンション」が増加しているのです。そこへ、利便性とステイタスを求めるシングルのニーズが流れ込んでいるという構図です。売り手の側も住む人のイメージがし易く、商品開発コンセプトが明快であるため、買い手であるシングル層の心を掴んでいるのではないでしょうか。
都心回帰の傾向は全国的な動きですが、関西エリアでは都心部のマンションはやっぱり高い、と実家と同じ最寄り駅の駅近マンションを購入するシングル女性も見られます。都心部から少し離れるだけで、都心部よりも安く、広めのマンションが手に入り、しかも親元から近い安心感と3拍子揃った選択肢の一つとなっています。
新築マンション購入者の6割が30歳代!
最近話題の団塊ジュニアですが、マンション購入層としても注目です。団塊ジュニアが30歳代を迎え、30歳代前半の購入者が増えています。購入者全体から見ると、30歳代前半後半あわせて6割近い構成比。団塊ジュニアに代表される30歳代前半層、バブル期を経験しているこだわり派の30歳代後半層。彼等の共通点のひとつに、親の資金力があります。先の調査では、30歳代購入者の3割から4割が親から援助を受けて購入しているとの結果がでています。
シングルの方にアンケートをとると「親からの援助は受けない」との答えも多く、実際に購入した方の中でも、「自分の資金力で購入できたことで自信にもなったし、親からも認められた」などの感想もあり、そこは各人の事情と考え方になるのでしょうが、昨年新設された、
「相続時精算課税制度」の税制優遇も親からの援助を後押ししているようです。
【関連記事】「住宅取得資金贈与額が大幅増加!」(住宅購入のノウハウ)年々減少傾向の自己資金
シングル層の資金繰りですが、「マンションを買うために貯めていた」という方もいますが、何となく貯めていたお金が自己資金となったという方が多いようです。自己資金は年々減少傾向で、400万円未満の方が増えていますが、その一方で1000万円から1500万円というシェアも高く、ここにも親の援助資金が影響しているようです。が、実際に資金相談を受けていると、30歳代後半のシングル女性は自己資金をしっかり貯めている方が多く、頭金が多い、借入額が少ない、毎月返済額が少なくて済む、との好循環で気に入ったマンションを購入できている傾向があります。
頭金はマンション価格の2割、諸費用等で1割、併せて販売価格の3割の現金を準備して購入に臨みたいところです。頭金が少なくてもローンが組める場合もありますが、やはり融資承認が下りにくい。運良く融資が受けられても、返済が高く長くなってしまい、せっかく買ったのに生活が苦しい、では本末転倒ですね。専門家のアドバイスも受けて、無理のない返済計画を組むようにしましょう。でも、誤解しないで頂きたいのは、3割分の現金が手元になくてもマンション探しは積極的に進めるべき、ということです。欲しいマンションやその相場が明確にならなければ、貯めるも借りるも実感がわきません。とにかく一度モデルルームへ足を運んでみましょう。
後悔しないマンション購入について
次ページでみていきましょう。