一人暮らしのS子さん。昨年末に1年越しの恋に破れ、その時は、仕事も何もかもすべてが嫌になり脱力感と無気力感でいっぱいだったそうです。生きていくことさえ邪魔くさく、気付けば元彼にうらみつらみのメールを送信、とかなり危ない精神状態。そんなS子さんが春になって大変身。その秘密はなんとマンション購入だったとのこと。さっそく聞いてみました。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇マンション購入のきっかけは何?
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| 失恋の痛手を癒してくれるものは何? |
恋に破れて、しばらくは繁華街をさまよう日々が続きました。一人暮らしなので、誰に気兼ねすることもなく帰宅が遅くなっても誰にも何も言われない。会社にも行かず、付きあってくれる友達を片っ端から見つけて、本当に荒れた日々。年が明けて、ぼちぼち会社に行き始めた頃、都内にあるマンションのモデルルームから同じ年頃の女性が一人で颯爽と出てきたのです。
「販売会社の人?」いいえ、不動産会社の人が深々とお辞儀をしていたので、お客さんだとすぐに見当がつきました。それまでマンションなど住宅にはあまり興味がなく、そのようなところにモデルルームがあることすら、これまではまったく気づいていませんでした。
「で、どうしたの?」私は、誘われるようにそのモデルルームの前へ行き、案内のままにモデルルームを見学しました。マンションとか、新居とか聞くと、夢見ていた彼との甘い生活が思い出されて辛いかな、という思いもたしかにありましたが、見学しているときの私には、不思議と新しいマンションで一人暮らしをしているイメージしかありませんでした。先に見た、颯爽とした女性のイメージが強く残っていたのだと思います。
ふられた惨めな自分と決別したい、先に見た颯爽とした女性のようになりたい、とてつもなく大きな変身願望がそこにありました。急激にダイエットができるわけでもなく、お化粧やプチ整形、服装を変えるだけでは限界があります。私は自分のライフスタイルを変えたかった。マンションを購入することは、多額の支出を伴う大きな事です。それだけに魅力を感じました。
マンション購入の決め手は?
購入の決め手は、資金計画でした。ネックとなったのも資金計画。最後まで考えました。手取りで月20万円を切る収入です。現在の家賃は10万円。販売担当者はとても親切で何度もシミュレーションしてくださいました。今思えば、入社して10年ちょっと。その間、一人暮らしをしつつ、地道に貯めた貯金が私をサポートしてくれました。結婚資金になっていたかもしれない貯金です。
「資金計画はどんな具合に?」
■マンション価格:2,800万円
●頭金:700万円
●借入:2,100万円(銀行提携ローン・35年元利均等返済・毎月返済のみ・1.375%変動金利)
●毎月返済額:63,020円
●諸費用:150万円
「これなら返済できるって思ったのね」思いました。管理費や修繕積立金などを入れても今の家賃と変わらない。それに、マンションという高額なものを買うのだから、生活は今より厳しくなるだろう、と覚悟していましたし、本当のことを言えば、今よりきつい生活がしたいと望んでいました。変かもしれませんが、何か自分に課したかったのだと思います。そうしてでも自分を変えたいと思っていました。
「資金計画で気になるところは?」最後まで気にしたのは、変動金利で借りることです。全期間が固定の住宅ローンもあったのですが、自分で手続きをしなければならず不安でした。それと、提携ローンというマンションと銀行が組んでいる住宅ローンを利用すれば、変動金利の場合1%の金利優遇がつくことは、毎月返済額を抑えたい私にはたいへん魅力的でしたし、銀行との手続きや交渉もすべて担当者が行ってくれることが何よりも安心でした。女性でシングルなので、住宅ローンを貸してくれるのか、銀行が相手にしてくれるのか、とても心配でした。このことについても提携ローンだったおかげで、通りやすかったのではないでしょうか。マンションの販売担当者は、私が優良企業の正社員で転職経験なし、ということで審査にひっかかることはない、と言ってくれてはいましたが、何といっても年収の5倍に近い2100万円もの借金ですからね。
さて、
次ページでは、S子さんにとってマンション購入とは何であったかを聞いています。