メタボ予防・減量したい人の栄養管理

更新日:2004年02月16日

ヒトは37℃温度設定の生体温熱維持装置! 水を飲んで痩せられるって本当?

水を飲んで痩せるなんてことが本当にあるんでしょうか?家庭の医学の視点から今回、水痩をとりあげてみました。

水を飲んで痩せる!?

水を飲んで痩せる』最近こんな研究発表がありました。水を飲むだけで痩せることができるってホントでしょうか?今回は、家庭の医学の視点から「水痩せ」についてとりあげてみました。



飲んだ水の温度を体温まで暖めるのにカロリー消費!

まずは、水を飲んで痩せられるかどうか、Aさんでシュミレーションをしてみましょう。

体温が37℃のAさんは500mlの水をコンビニで買って、一日に3本飲みました。ボトルの水は全て22℃。この水は体の中で暖められて37℃になります。

体の中で水1mLの温度を1℃あげるためには1calの熱量が必要です。Aさんが飲んだ22℃の水1500ml(500ml×3本)を37℃に上げる時の消費カロリー計算を下記にしてみました。

22℃の水1500ml(500ml×3本)を37℃に上げる時のカロリー
500ml×3×(37-22)=22.5kcal


22℃の水1500ml(500ml×3本)を37℃に上げるには、22.5kcalの熱量が消費されます。



水を吸収する時にもカロリーが消費されます

上記のカロリーに加え、体で水を吸収する時に消化管が動くことによってもカロリーは消費されます。

なので、Aさんが体温と同じ37℃のぬるま湯を飲んだとしても、カロリーは消費されます。

今回、Aさんは体温より低い22℃の水を飲んだので、上の計算で算出された、22.5kcal以上のカロリーを消費しているのです。




体温より低い水を飲むと運動した時と同じ効果が!!

体で熱を作る時には交感神経が働きます。また、体温より低い温度の水を飲むと交感神経を刺激する事になります。よって、水を飲むことで交感神経刺激による熱を消費することができ、これは運動した時と同じ効果となります。

暖めるために必要な熱 + 吸収に必要な熱 + 交感神経刺激による熱


水を飲んだときに消費する熱は上記の3つとなり、水を暖めるのに必要な熱の約2倍の熱を消費します。よって、22℃の水を1500ml飲んだとすると、約50kcal消費する事になるのです。


>>次のページでは、上の実験を1年間続けたときに、どれだけ痩せられるか検証してみました!
1 2
  • 印刷する
  • ブックマークする
  • 携帯に送る
  • ブログに書く

あわせて読みたい

この記事の担当ガイド

写真

西園寺 克

臨床検査の中で臨床細菌学、臨床薬理学、臨床免疫学を専攻しました。医学に関する幅広い知識をベースに、医…

続きを読む

ガイドからのお知らせ

メルマガ登録

【健康・医療メルマガ】健康づくりのヒントと、心と体の気になるお悩みに関する情報が満載!あなたやご家族の健康管理に役立つ情報をお届けします。

ショッピングカタログ

All About モバイル

QRコード

All Aboutがケータイで読める!

オススメ記事をメールでチェック

知識・経験を生かして、記事を書いてみませんか?