栄養管理/ビタミン

ビタミンB5(パントテン酸)の効果・不足・過剰摂取

ビタミンB5(パントテン酸)の働き、ビタミンB5が不足したときの症状、欠乏しやすい人の傾向、栄養素の推奨量と国民の平均摂取量、過剰摂取した場合の影響、食品が含む栄養素量など、具体的な数値を示しながら分かりやすくまとめました。

一政 晶子

執筆者:一政 晶子

管理栄養士・米国登録栄養士(RD) / 栄養管理・療養食ガイド

パントテン酸の役割

栄養ってまだまだ解明されてない部分も沢山ありますね。

栄養ってまだまだ解明されてない部分も沢山ありますね。

パントテン酸は体内のあらゆる代謝に必要な栄養素です。よって不足すると代謝異常を引き起こしますが、通常の食事をしていれば不足しないと言われています。パントテン酸は代謝に関連する健康効果を期待してサプリメントとして摂取されることもありますが、その効果は今のところきちんとしたエビデンスで認められていません。過剰摂取による弊害はこれまで報告されていません。
 

パントテン酸の目安量・摂取量

パントテン酸の目安量は女性1日5mg(15~70歳以上の場合)、男性1日5mg(18~49歳の場合)です。平成18年の国民健康・栄養調査によると女性は平均5.16mg、男性は5.86mg摂取しており、平均摂取量は目安量を充たしています。
 

パントテン酸を多く含む食品

魚、肉、牛乳、乳製品、野菜、豆類など。パントテン酸含有量の例は以下の通り。

牛乳(1杯、200ml) 1.1mg
鮭(1切れ、100g) 1.49mg
納豆(1パック、45g) 1.62mg

注)食品の重さに基づいた栄養素の量は文部科学省の食品成分データベースを使用して求めました。

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