旬・季節の食事の食べ方・レシピ

更新日:2007年08月11日

夏バテにおすすめ! モロヘイヤで栄養補給

モロヘイヤは、ホウレンソウを上回る栄養価を持つ野菜。夏バテにも役立つ栄養素や成分を多く含んでいるこのモロヘイヤの食べ方や保存法をお教えします。


1ページでは、夏バテ改善に役立つモロヘイヤの栄養素や成分についてご紹介しましたが、このページでは、保存法など注意すべきことをご紹介します。

モロヘイヤの食べ方、保存法

葉は緑が濃く張りがあり、葉先や茎の切り口が黒っぽく変色していないものを選びましょう。また茎なども鮮度が落ちるとかたくなってしまうので、買ったらその日のうちに食べましょう。

食べ方は、他の青菜と同様に、お浸しや和え物、お汁の実、炒め物、天ぷらもおいしいです。ムチンのタンパク質分解酵素やビタミンCは、熱に弱いので手早く調理するか、たたいてとろろや納豆に混ぜて生でいただくのもよいですね。またβ-カロテンは、加熱したり、油と合わせた方が吸収がよくなります。ようは、いろいろな食べ方をして楽しめばよいということですね。

モロヘイヤのレシピは、こちらをご参考に。
モロヘイヤの冷たいスープ(スタイリッシュレシピ)
モロヘイヤのすり流し(料理のABC)
モロヘイヤ納豆(料理のABC)

もし保存する時は、野菜室の5℃程度で保存すれば、β-カロテンおよびビタミンCの減少を抑え、外観品質も保持でき、1℃くらいになると低温障害が発生するそうです。またさっとゆでて、よく水切りをして冷蔵か冷凍で保存しましょう。

モロヘイヤの種子の毒性

モロヘイヤは生命力が強く栽培が簡単なので、家庭菜園で育てている方もいらっしゃるようです。しかし、モロヘイヤの種には毒性があることが知られ、不安に思う方もおられます。

確かに、モロヘイヤの熟成した種子や莢(さや)などにはストロファンチジンという強心剤のような成分があります。この成分は、めまいや嘔吐を起こすことがあり、平成8年長崎県で老化したモロヘイヤを食べた牛3頭が死亡した例があり、茎を食べてはいけないというようなことも言われています。

しかし、食品安全委員会からのコメントでは、「収穫期の葉、茎、根の各部位並びに蕾(つぼみ)発生期の葉、 茎、根、蕾の各部位には含まれていません。一般の店頭で販売されているモロヘイヤは、栽培管理されて若い茎や葉を出荷していますので、商品に有害な成分は含まれていません。」とありますから、流通に出ている分は安心して茎も食べられます。

「葉っぱだけを摘んで食べる」という表示かある場合もありますが、茎がかためで食べにくい部分もあるためでしょう。私は、かたい部分は切り落とし、柔らかめの茎は、茹でて葉とともにいただいています。食べられる部分は、無駄なくいただきましょう。

ただ、家庭で作られている場合は、収穫時に、特に種子や莢は絶対に食べないように注意してください。

■参考
健康増進に有効な抗酸化活性の高い野菜とその成分(独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構 野菜茶業研究所)
食品安全モニターからの報告(食品安全委員会)
モロヘイヤの機能性成分を保持する最適温度 (三重県)
あたらしい栄養学(高橋書店)
その他

■関連リンク
夏バテ特集(All About))
夏疲れリフレッシュ ハイビスカスドリンク(食と健康)
麦茶で血液サラサラ 夏バテ防止(食と健康)


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南 恵子

NR(独立行政法人国立健康・栄養研究所認定 栄養情報担当者)、フードコーディネーター。食と健康アドバ…

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