前回ご紹介した「シングル向けマンション購入基礎講座」シリーズの
第9回にて、借入額と返済額と金利の関係についてお話ししました。景気回復を示す様々な指標が報道されていますが、景気が良くなると世の中の金利の上昇が予想されます。預貯金など、増やしたい金融商品の金利が上昇するのは大歓迎ですが、住宅ローンなど借りるお金の金利が上昇するのは、辛いものがありますね。
マンション購入を検討しているシングルの多くが、住宅ローン利用予定者です。景気回復が形に現れてきた今、金利上昇のサインも出ています。金利上昇時に対応したシングル的住宅ローンの組み方を考えてみましょう。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇賢いお付合い_STEP1:金利は低く長期で固定
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| 憧れのマンション購入には住宅ローンとの長くて賢いお付合いが大切!? |
基本の基本。当たり前じゃない!と言われそうですが、実際の場面になるとなかなか踏み切れないのが、金利を長期固定してしまうことなのです。住宅ローンの歴史を振り返れば、現在は超低金利。この低い金利のうちに、全期間固定型の住宅ローンを利用することは、大きなリスクヘッジ作戦です。住宅金融公庫と民間金融機関がタイアップした「フラット35」など、全期間固定型の住宅ローンの種類は確実に増えてきています。全期間固定型が安心であることはわかっていても、実際には金利がより低い変動型に心が惹かれてしまいます。「変動型」を利用する場合を考えてみましょう。
変動型は、金利変動の仕組みを理解し対応策を考えておく
住宅ローンに関する顧客アンケート調査では、興味深い以下の結果が出ています。
●住宅ローン利用予定者の過半数が「全期間固定型」の住宅ローンを希望
●民間住宅ローン利用者のうち「全期間固定型」の利用は、1割未満
●住宅ローン利用者の4割が「返済中の金利上昇に伴う返済額の増加」を懸念
●民間住宅ローン利用者の2、3割は、金利変動のルールやリスクについて「知らない」いかがでしょうか。住宅ローンを利用したいと情報収集している間は、「全期間固定型」が金利の上昇リスクが無くて良い、と過半数の方が考えているのです。にも関わらず、実際に住宅ローンの契約段階になると、金利が低い「変動型」に魅力を感じて契約し、金利が上昇したらどうしよう、と心配しながら返済し続けている、そんな状況がよくわかります。
しかも、もっと恐ろしいことに、「変動型」を利用している人の2、3割は金利変動の仕組みを理解していない、という結果なのです。これではこの先、金利が急上昇して返済額がアップしたら、これまでのライフスタイルを変更せざるを得ない状況となりかねません。
もちろん、「変動型」の住宅ローンも、金利の急上昇が返済額にダイレクトに反映しないような調整措置が図られているので、すぐに暮らしが破たんすることはないでしょう。ですが、じわじわと懐具合が苦しくなり、何よりも精神状態に悪影響を与えます。変動型の金利タイプを利用する場合は、メリットデメリットをよく理解して、金利上昇時の対応策を考えて利用しなければなりません。
次ページで、住宅ローンとの賢い付き合い方の続きをみていきましょう。
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