○ 当たり前ですが……文書の互換性にもしっかり配慮
当り前ではありますが、Word 2007は旧バージョンとの互換性にも十分配慮されています。たとえば、拡張子が「.doc」の旧ファイルを読み込むと、Word 2007は「互換モード」で動作し、旧バージョンで無効になる機能が使用できなくなります。
また、旧バージョンで読み込んだとき問題になる箇所を確認する「互換性チェック機能」も用意されています。この機能は、Word 2007で作った文書を旧Wordしか持っていないユーザーに渡すときなどに必要になります。
いわゆる、旧バージョンとの互換性を「下位互換性」と呼んだりしますが、Word 2007の下位互換性は十分とれていると言えるでしょう。
![[Office]ボタンをクリックしてメニューを表示し、[配布準備]→[互換性チェックの実行]を選択すると、互換性チェックが行われて、このような結果が表示されます。](http://img.allabout.co.jp/gm/article/297866/016-400.jpg) |
| [Office]ボタンをクリックしてメニューを表示し、[配布準備]→[互換性チェックの実行]を選択すると、互換性チェックが行われて、このような結果が表示されます。 |
○ 着実によくなってます MS-IME 2007
日本語入力・変換の役割を担うのがMS-IME 2007です。機能面では、携帯電話では当たり前になっている「予測変換機能」が搭載されたのが大きい進歩です。これは、過去に入力した文字を覚えておいて、入力した読みと同じ読みで始まる単語を先に提示する機能です。たとえば、過去に「株式会社マイクロ商事」と入力したことがあれば、「かぶ」と入力しただけで「株式会社マイクロ商事」を入力できます。
また、[Tab]キーを使って、過去の入力を積極的に呼び出すこともできます。たとえば、「かぶ」と入力して[Tab]キーを押すと、過去に「かぶ」で入力した単語をズラリと一覧表示することが可能です。
そのほかにも、変換精度の向上や辞書の充実など、MS-IME 2007は確実に進化を遂げています。ただし、MS-IMEのライバルと言えば、言わずと知れたジャストシステムのATOK(エイトック)。じつは、私、ATOKとは長年のつきあいなので、その性能はよく知っているつもりです。日本語変換システムの場合、客観的なデータを示すのはたいへん難しいので、どうしても印象論になりがちという前提で書けば、それでもまだATOKに分があるかな、と思います。
ただし、毎日のように文章を書くという使い方をしないかぎり、両者の性能差を感じることはあまりないでしょう。たまに文章を書くという使い方であれば、MS-IME 2007は、必要十分なレベルに達していると思います。
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| 予測変換機能を使うと、過去に同じ読みで入力された単語を素早く入力できます。 |
![[Tab]キーを押せば一覧から選択することもできます。](http://img.allabout.co.jp/gm/article/297866/018-400.jpg) |
| [Tab]キーを押せば一覧から選択することもできます。 |
◎ 利用する人には絶対おすすめ 数式ツール
利用するのは学校の先生や研究者、大学生の皆さんだけかもしれませんが、すごく使いやすくなっているので、ぜひ紹介したいツールが「数式ツール」です。[挿入]タブのいちばん右端にある[数式]ボタンをクリックすれば、数式ツールが利用できます。
「ツール」と付いていますが独立したアプリケーションではなく、完全にWord 2007の機能の一部として利用できます。公式を入力し、数値を変更して作成したり、分数やべき乗、関数などを個々に入力して数式を作ることも可能になっています。Word 2003でオブジェクトとして挿入していたのに比べると、作成方法はずっと洗練されたと思います。
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| Word 2007の数式ツール。格段に使いやすくなっています。 |
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以上、Word 2007のいいところ、「ん?」というところを駆け足で紹介してきました。○と×は、あくまで私の個人的な意見ですので、Word 2007に触れる機会があれば、ぜひ皆さん自身で評価してみてください。