エクセル(Excel)の使い方/データベース・データ集計

シナリオ機能を活用してみよう!

この記事では「シナリオ」機能の操作方法について紹介しています。計算式のシミュレーションに大活躍のこの機能。敷居が高そうですが操作は簡単。しかも便利。その基本操作とポイントを整理しました。

緑川 吉行

執筆者:緑川 吉行

エクセル(Excel)の使い方ガイド

ある計算式について、その計算元の値を様々に変化させて、計算結果を変化させたい場合があると思います。シナリオ機能は、こういったシミュレーションを行うときに活躍する便利な機能です。ここでは、その基本操作とちょっとしたポイントをコンパクトにまとめてみました。

シナリオの登録


ここでは、次のような「体重管理シート」を作成し、様々な身長、体重で標準体重やBMIを計算させてみます。
※BMI(ボディマス指数):肥満度を表す指数で、22が標準、25以上が肥満、18以下がやせ型を表す。


シナリオでは、「シナリオ名」「変化させたいセル」「変化させたいセルに入力する値」をシナリオとして登録します。「ツール」メニュー→「シナリオ」をクリックします。


表示された「シナリオの登録と管理」ダイアログボックスで「追加」ボタンをクリックします。


表示された「シナリオの編集」ダイアログボックスで、「シナリオ名」と「変化させたいセル」を入力します。ここで、わかりやすいシナリオ名を入力しておくことがポイントです。シナリオの実体は、セル番地とそこに入力する数値の組み合わせなので、わかりやすいシナリオ名を付けておかないと、どのような場合のシナリオなのかわからなくなってしまうのです。
これらの内容を入力したら、「OK」ボタンをクリックします。
※変化させるセルは32個まで設定することができます


続いて表示された「シナリオの値」ダイアログボックスで、「変化させたいセルに入力する値」を入力します。変化させたいセルのセル番地が上から順番に表示されていて、その右側に「セルに入力する値」を入力して、「OK」ボタンをクリックします。


これで、ひとつのシナリオが登録されました。このような「変化させたいセル」と「そこに入力する値」の組み合わせをいくつも登録することで、様々なシナリオによるデータの変化などを確認できるというわけです。
シナリオが登録された

他のシナリオを登録


>それでは、登録したシナリオの結果を表示してみましょう!
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