エクセル(Excel)の使い方/関数・数式

簡易グラフを作成しよう

この記事では、あまり知られていない関数を利用して「簡易グラフ」を作成する方法を紹介しています。シンプルで一味違った魅力のある簡易グラフ。ぜひ、お試しください。

緑川 吉行

執筆者:緑川 吉行

エクセル(Excel)の使い方ガイド

今回は、あまり使用する機会が少ない関数を使用して、グラフ機能を使わずに簡単なグラフを作成してみます。グラフ機能で作成するグラフのような正確さはありませんが、シンプルでどことなく懐かしさを感じる魅力があります。

関数を使用して作成する簡易グラフ

今回は、下図のような「売上高グラフ」を作成してみます。



簡易グラフを作成する関数

簡易グラフは「REPT関数」を使用して作成します。REPT関数の構文は次のとおりです。



例えば、セルA1に入力されている数値の数だけ「□」を表示するには、下図のような数式を入力します。



しかし、今回作成する売上高グラフのように、繰り返す回数が千単位の数値なると、その数だけ指定した文字が繰り返し表示されるわけですから大変なことになります。また、REPT関数で表示できる文字数は32,767文字までです。そこで、大きな数値を使用する場合に、ある工夫を施します。


繰り返し回数を換算する

まず、REPT関数の繰り返し回数に大きい数値を指定する場合は、その数値を10や100などの数値で割って小さな数値に換算します。

問題は、割り切れなかった場合です。REPT関数の繰り返し回数に整数以外の数値を指定した場合、小数点以下が切り捨てられます。それはそれで良いのですが、ここでは「ROUND」関数を使用して、小数点以下を四捨五入します。

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