社内外でのコミュニケーションを円滑にするために欠かせないのが、「ビジネス枕詞」です。これを自在に使いこなすことができれば、あなたも一人前のビジネスパーソンといえます。どのようなシチュエーションで「ビジネス枕詞」を使うのか、具体的に解説してまいりましょう。
ビジネス枕詞って何?
 |
| 「おかげさまで」と謙虚に切り出すことで仲間との協調性を大切にする姿勢を表現しています |
ビジネスシーンで本題の前に置いて、口調を柔らかくする言葉を「ビジネス枕詞」といいます。普段、何気なく使っている人も多いと思いますが、ビジネスマナーとセットになっているものなので注意が必要です。
■
おかげさまで
たとえば、「(上司や同僚の力添えがあって)おかげさまで、非常にスムーズに事が運びました」といった場合の「おかげさまで」。たとえ自分1人で進めた仕事であっても、この表現を使う事によって、協調性を重んじる姿勢を表現できます。よって、好感が持たれ仕事上での応援者が増えていきます。
■
残念ながら~、ご承知の通り~
ビジネス上で失敗した際には、「残念ながら~」と切り出すと、上司は失敗の報告だとすぐにわかります。友人との間でなら「わかっていると思うけど~」と切り出すことがありますが、ビジネスシーンでは「ご承知の通り~」といったように使います。
■
上司に使う「~ですが」
「失礼ですが~」「早速ですが~」「たいへん申し上げにくいのですが~」「ごもっともだと思いますが~」などの「~ですが」は、上司に報告する際、本題の前にひと言添えるだけで、グンと話が始めやすくなります。その理由は、次に続く言葉のトゲトゲしさが打ち消されるからです。
例えば、上司に向かって唐突に「今月の目標、達成できませんでした」と報告するのではなく、「たいへん申し訳ないのですが」を前に添えるだけで、反省をこめた報告であることが伝わります。
異論を唱えるときは、「そうじゃなくてぇ」と口に出してしまわないように注意してください。「お言葉を返すようですが~」「ごもっともだと思いますが~」と切り出すのが、敬語にのっとったビジネス枕詞です。実はこういった細かな心配りが、コミュニケーションの潤滑油になるのです。