ビジネスマナー/ビジネスマナーの基本知識

ビジネスマナーの心得

仕事上での人とのコミュニケーションを、より円滑にするものがビジネスマナーです。言い換えると、円滑な人間関係はビジネスマナーの上にしか築けません。基本となる考え方や心得について、解説します。

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ビジネスマナーというと、何やら堅苦しい行儀作法を思い浮かべる人が多いようです。しかしマナーで重要なことは「形」ではなく目に見えない「心」の部分です。ビジネスシーンでの人とのかかわりを、より円滑にすることが目的です。表現を少し変えるなら、ビジネスにおける円滑な人間関係はしっかりとしたビジネスマナーの上にしか築けません。

相手に対する思いやりの心こそが、最も大切なビジネスマナーの心得といえるでしょう。具体的には「相手を敬うこと」や「相手に好感を与えること」「相手の気持ちを察すること」「相手に迷惑をかけないこと」などがあげられます。ビジネスマナーのすべての基本となる考え方、その心得について、解説します。

思いやりの気持ちはブーメラン

世の中の全てのことは鏡の法則といってもよいほど、自分がもたらした行いが自分に戻ってくるものです。ビジネスにおけるマナーも然りです
いつも他人を思いやる気持ちに溢れている人は、相手との間に信頼関係が芽生えます。多くの人に好かれ、仕事を通じて人生が豊かになり、公私共に充実することでしょう。

思いやりの精神は、常に「相手は何をしてほしいと考えているのか」「何をしてあげれば、相手は喜んでくれるのか」という視点から生まれます。そういう考え方が巡り巡って、あなたに返ってくるのです。相手もあなたを敬い、あなたに好感を抱いてくれることでしょう。それはまるで空に向かって投げたブーメランが弧を描いて手元に戻ってくるかのように、思いやりの気持ちは必ず戻ってきます。

陳腐な表現ですが、それが「心と心のふれあい」といえるのではないでしょうか。仕事のできるビジネスパーソンがビジネスマナーにこだわるのは、そういった思いやりの心こそがビジネスの根幹にあることを知っているからなのです。

一方、思いやりの精神が欠けていると、あなたにどんな才能があろうとも、社内外でよい人間関係を築くことができません。誰とも円滑な人間関係を築くことのできない人は、おのずと孤立してしまいます。そうすると仕事が停滞し、業務に支障をきたすでしょう。つまり、「仕事のできない人」というレッテルを貼られてしまうのです。

だからこそ、「相手を思いやる心」こそが最も大切なビジネスマナーの心得なのです。あいさつも身だしなみも敬語も、すべて相手に対する思いやりの気持ちからスタートします。

相手を「敬う」ことの大切さ

ビジネスシーンでは必ずしも好きな人同士の集まりではないので、お互いがその立場を尊重しあうことが重要です。親しい家族や友人との間でさえも尊重しあうことを忘れると亀裂が入ってしまいます
同じオフィスで働く上司、同僚、部下。得意先や取引先の担当者、出入りの業者、オフィスの掃除担当の専門業者の人や警備を担ってくれるガードマン……。あなたは、とても多くの人に囲まれて仕事をしています。そして、誰もが気持ちよく仕事を進めたいと願っています。

ビジネスマナーの心得として忘れてはならないのが、相手を「敬う」という気持ちです。大げさに尊敬してみせるということではありません。一人ひとりが尊い人間であることを知り、相手の立場や考え方、意見を尊重するという考え方のことです。

もちろん、尊敬できない上司や得意先の担当者がいても不思議ではありません。人は「好き嫌い」という感情で左右されることがあります。それでも、ビジネスシーンでは相手を敬う気持ちを失くしてはいけません。なぜなら、相手の意見に耳を傾けられなくなるからです。あなたにとってどんなに重要なアドバイスに素直に聞けなくなるのです。

一方、相手はあなたが特定の人だけを敬い、自分のことを嫌っていると受け取るかもしれません。そんな相手と円滑な人間関係を築くには、多大なエネルギーが必要となります。

たとえ相手が苦手なタイプだとしても、まず立場や仕事ぶりを認めることが肝心です。むしろ苦手な相手こそ、「自分にないものを持っている人」と捉え味方につけるくらいの心構えでいたいものですね。

更新日:2009年10月01日

(公開日:2009年09月26日)

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