文章:日下 康幸(All About「起業・独立開業」旧ガイド)
起業時と現在のビジネスモデルの移り変わり
前回は豊田氏が社長になるまでの道のりを紹介したが、続けて氏のつくり上げたビジネスモデルについて詳しく見ていくことにしよう。
起業当初のビジネスモデル紹介 |
| 起業当初のビジネスモデル |
起業当初の豊田氏は留学のメッカであるアメリカ留学にターゲットを絞り、アメリカで利用できる携帯電話を仕入れ、アメリカ留学する学生を対象に貸し出しを開始した。
その後、留学生の渡航先がアメリカ以外にも広がってきたため、携帯電話の利用できる国を増やし、現在はアメリカ以外にもオーストラリア、ニュージーランド、イギリスの携帯電話を仕入れ、世界200ヶ国で利用できる携帯を扱っている。
販売ルート「留学生に携帯電話を貸し出す。」 そのための販売ルートとして、留学エージェントをグローバルモバイルは選んだ。それは、豊田氏が今までの経験から、ほとんどの留学生がエージェント経由で留学先や学校を決めている事実を知っていたから。そして、豊田氏はこれらのエージェントに過去の実績より多くのパイプを持っていたからだ。ここに豊田氏の過去の起業経験が活かされている。現在まで、代理店数も順調に伸び、より多くの留学生に利用されるようになってきている。
商品の拡充そして、携帯電話のみからスタートした商品は、代理店である留学エージェントからのリクエストによって多様化する。それは、「コーリングカード」だ。
コーリングカードとは、海外の公衆電話やホテル、学生寮、ホームステイ先等でコインなし、チャージなしで電話が利用できるサービス。ガイドも留学時代にはこのコーリングカードに随分とお世話になった。常に財布に入れていたのを覚えている。私が留学していた当時と比べると、驚くほど安価で国際電話ができるようになっているようだ。実際、豊田氏自身も海外に行くときなどはよく利用しているらしい。
起業当初のビジネスモデルで行き当たった問題と解決策過去の関係から代理店になってくれる留学エージェントは起業当初からいたが、あまり留学生に勧めてくれないという問題が発生した。
代理店である留学エージェントがきちんと紹介してくれなければ、誰もサービスを利用してくれない。問題は、
・料金プランのわかりにくさ
・日本人が好まない海外の携帯端末
・キャッチーでないパンフレット
であると特定し、「どうやったら代理店が留学生に勧めてくれるか」を徹底的に検証し、これらの問題の改善に努めた。
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次のページでは豊田社長の今後どのようにビジネスモデルを変化させていくのか伺ってみました。