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更新日:2006年05月11日

コンサルタントへのステップ 情報起業

経営コンサルタントへの早道—それはメールマガジンの発行や、雑誌への寄稿、書籍執筆などです!その具体的な方法について解説しましょう。

文章:藤井 孝一(All About「起業・独立開業」旧ガイド)

週末起業家と言えども、情報起業家にとどまることなくコンサルタントを目指したいもの

経営コンサルタントでの起業を希望する人にぜひおすすめしたいのが、メールマガジンを発行したり、雑誌へ寄稿したり、書籍を執筆したり、小冊子を作成・販売したり、セミナーを開催すること。さらに、これらの情報を無料で提供する必要は全くなく、広告収入や購読料、原稿料、印税、受講料などを頂戴することで、一つの事業として成立させることができます。今回は、その具体的な方法について解説しましょう。

インターネットの登場が作った「情報起業家」


最近、インターネットの登場で、個人が情報発信することが容易になりました。そして、その情報を販売することで収入を得る人が増えています。

彼らのことをアメリカでは「インフォプレナー(情報起業家)」と呼び、IT時代の起業スタイルとして、数年前から地位を確立しつつあります。

この言葉が日本で有名になったのは、ロバート・アレンという人の『億万長者入門』(フォレスト出版)という本の中で紹介されてからです。さらに同氏はこの情報起業家に特化して『実践的オンラインマネー獲得法』(東急エージェンシー)という本も書き下ろしています。この2冊は、このインフォプレナーを目指す人にはバイブル的な本になっています。
 

魅力の大きな情報起業


この情報を売るビジネス、すなわち情報起業がいいのは、一つのネタで2度も3度もおいしいところです。情報はいくら売っても無くなりません。そして同じ情報でも、発信の形態をいろいろと変えることで、それぞれが商品になります。

例えば、往年のアーティストの作品をイメージすればわかりやすいでしょう。ビートルズなどの人気のあるアーティストの作品は、すでに解散したバンドでありながら、レコードの復刻版として発売され、CD、ビデオ、DVDと新しいメディアが登場するたびに、新しい製品として発売され、そのたびに売れていきます。

同様にコンサルタントも、例えば何かをメールマガジンに書き、それが好評を博せば、出版社に持ち込むことをお勧めします。採用されれば雑誌の連載になります。

さらにそれが好評を博せば本になります。それを話せばセミナーになります。それを複数回セットで販売すれば講座になります。それをビデオに撮ればビデオが売れるのです。
 

情報起業のメリットは資産を作れること


このように情報を次々と販売することをビジネスにする魅力は「資産が作れる」ことです。資産とは、自分が働かなくてもお金を生み出してくれるものです。株や不動産がその代表です。同じように書籍も、一度書いてしまえば売れるたびにお金が入る立派な資産と言えます。

経営コンサルタントの仕事は、一般に時間あたりの単価は高いと言われていますが、本人がその場にいなければお金にならない典型的な時間の切り売り型の仕事です。時間の切り売りではありませんが、年俸○億円を誇っても骨折すればそれまで、というスポーツ選手も同じです。本人がいなければ一円にもならない宿命なのです。ロバート・キヨサキ氏の言うところの「自営業者」なのです。

コンサルタントのコンサルタントたるゆえん


コンサルタントは、このように替えの利かない商売だからこそ価値があるとも言えます。

ただ時間に制約のある週末起業家にとってはなかなか大変です。中には「だったら情報起業家にとどまっていたい」そうお考えになるかもしれません。しかし情報起業家には重大な泣き所があります。それは次の2つです。

・やがてネタ切れする
「情報を売る」と言ったって、発信してばかりでは行き詰まります。メールマガジンが続かないのは、たいていはネタ切れです。情報は自らの体験の中から得るからこそ価値があります。いくら安くても、どこにでも転がっている情報にお金を払う人はいません。

現役コンサルタントなら、コンサルティング経験の中で得たものを、誰にでも役に立つ普遍的な情報に加工して提供するで価値が生まれます。

こうした仕入れをせず発信するばかりしていては、やがて行き詰まることが目に見えています。そういう意味で、世に雨後の竹の子のように現われている「情報起業家」の多くが、ネタ切れのためにやがて消えていくと思います。

・大したお金が取れない
コンサルタントとは、双方向性です。だから不労所得にはなりません。ただ、繰り返しますが、だからこそお金がもらえるのです。相談に乗り、個別の問題にケースバイケースで対処するオーダーメードの問題解決をするからこそ、お客さんは高いフィーを払います。

一方、情報起業家の情報は一方通行です。だからお金が取れません。下手をすれば本を買えば済む情報です。本の代金との比較では大したお金はいただけません。

また「インターネット上の情報は無料」と言うのが、常識になりつつあります。インターネットを調べれば相当の情報が無料で転がっています。希少な情報であっても、コピーされればおしまいです。有料メルマガの伸びがいまいちのは、コピーできるから、ということとも無関係ではありません。

しかし、そこに双方向性を加えれば、高い付加価値が生まれます。仮に「書き手に質問すれば24時間以内に発行者から返事が返ってくる」なんてメール・マガジンがあれば、おそらく今の10倍の購読料が取れるでしょう。

週末起業家も、やはりコンサルタントを目指そう!


ですから、やはり週末起業家と言えども、情報起業家にとどまることなくコンサルタントを目指したいものです。もちろん週末起業家は、時間の制約がありますので工夫がいります。

例えば、eメール・コンサルティングという方法があります。ご存じの通り、私の主宰している週末起業フォーラムもeメールだけでご相談をお受けしています。

実は私も週末起業時代、eメール相談専門の顧問を数社かかえていました。クライアントが遠方だったからです。他にも起業の相談室の相談員も週末起業時代からやっています。こちらもメール相談です。

メールで済むなら週末起業でも十分、複数のコンサルティングを受けることができます。「24時間以内に回答」としておけば、仕事が終わってから回答すれば済みます。お客さんも日本中、いや世界中から参加してもらうことができます。

電話コンサルティングもお勧め


電話コンサルティング、なんていうのも考えられます。実際、私も週一日30分~1時間程度、経営者の相談に乗り月3万円から5万円のフィーを頂戴していました。

最近、経営者の間でもコーチングを受ける人が増えています。コーチングとは、質問をすることで相手に様々な気づきを与えるスキルです。ビジネスの現場でも市民権を得てきました。このコーチングも一般には電話受けます。そのためコンサルティングも電話で受けるということが抵抗無く受け入れられるようになると思います。

週末起業家は、本業があるわけですから、長期の出張も転勤もあり得ます。いざとい言うとき慌てずに済むように、はじめからこうした仕組みを築いておきましょう。
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この記事の担当ガイド

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中野 裕哲

起業コンサルタント、税理士、行政書士、特定社労士。年間約200件の起業無料相談受託。起業準備から経営…

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