「企業のIT活用」版トリビアの泉No6です。今回はワープロにまつわるトリビアの泉です。
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■ワープロ『一太郎』は家庭教師先の子供の名前だった■最初の日本語ワープロは630万円もした!■「かな漢字変換」は主流ではなかった
ワープロ『一太郎』は家庭教師先の子供の名前だった
ジャストシステムがワープロソフトの開発を始めたのが1983年になります。
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| PC-9800対応のワープロソフト『jX-WORD太郎』が発売される |
NECから出ていたPC-100対応のワープロソフト『JS-WORD』がまず開発されました。1985年にはNECから出ていたPC-9800対応のワープロソフト『jX-WORD太郎』が発売され、太郎という名前がつきます。
『太郎』とは、何とも日本的な名前ですが、実は浮川社長が家庭教師をしていた子供の名前から名付けられました。
ジャストシステムの本社は徳島にあります。設立は今から26年前の1979年9月で、浮川社長が奥さんの実家に事務所を構えスタートしました。
当初は日本語が扱えるオフコンの販売代理を浮川社長が、オフコンのシステム開発を初子専務(奥さん)が担当しました。やがてパソコンの時代となり開発を始めたのが日本語入力システムです。
日本語入力システムといっても最初は「あ」と入力すると「亜、阿、吾」などの候補が表示され、その候補から選ぶ単純なシステムでした。
「漢字」と入力したい時は、まず「かん」と入れて「漢」に変換し、次に「じ」と入れて「字」に変換することで、「漢字」と入力することができました。これが後の日本語入力システム『ATOK』に進化していきます。
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| 最初の日本語入力は大変だった |
この日本語入力システムをきっかけにワープロソフトの開発を行い、1983年に『JS-WORD』が発売されます。
当時はカーソル移動キーを使うワープロソフトが多い中、『JS-WORD』ではマウスを使って作成した文章の一部をゴミ箱に入れるなど今のワープロソフトに近いインターフェースを実現していました。また文節変換ができ、「かんじでかく」と入力すると「漢字で書く」と変換されました。
1985年にPC9800シリーズ用に『jx-WORD太郎』が登場します。本当は『太郎』と名付けたかったのですが、当時、東芝から『太郎』という名前の電気掃除機が発売されており、頭に『jx-WORD』とつけました。『jx-WORD太郎』は発売と同時にベストセラーになりました。
太郎と名付けた理由
ソフト名に『太郎』という名前を採用した理由は、横文字のソフト名が多い中、日本的なインパクトのある名前をつけたいということがありました。
もう一つ理由があり、実は浮川社長が学生時代に家庭教師をしていた時の子供の名前が『太朗』だったそうです。
ただ体が弱く、浮川社長がジャストシステムを設立した頃に亡くなられました。字は違いますがソフト名には彼の分まで生き続けるソフトと願いがこめられています。
半年後に『jx-WORD』をとって代わりに頭に『一』をいれ、今に続く『一太郎』という名前となりました。
大ヒットしたのが『一太郎Ver2』です。58000円と他のワープロソフトに比べて格段に安く、また機能が充実していました。
ワープロソフトと言えば『一太郎』という時代を築くことになります。
>> 一太郎ヒストリー浮川社長の願い通りに『一太郎』は今も売れ続けています。
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