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在庫計算方法 回転率を計算

製品在庫がなくなることを恐れて、在庫を持ちすぎていませんか? 在庫回転率(製品回転率・商品回転率・棚卸回転率)の計算式をわかりやすく解説。まずは現状把握をしましょう。

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製品回転率を計算してみよう

製品回転率の計算で使う平均在庫高は、期首と期末の製品の平均値を使用します。ただし在庫の変動が多い業種では月末などに棚卸した数字を使います。

12月31日に棚卸し、期末の製品在庫が4,500万円、期首が3,500万円とすると平均在庫は(4,500+3,500)÷2で4,000万円となります。売上高が64,000万円なら

製品回転率 = 売上高/平均在庫高 = 64,000万円/4,000万円 = 16回転
製品回転率が多いということはよく売れていること
製品回転率が多いということはよく売れていること

社長:「16回転というと1年間に16回製品が売れたということですね。」

アドバイザー:「そうなります。別な言い方をすれば製品が16回入れ替わることによって1年間の売上げができたことになります。製品回転率を使って製品が販売されるまでの平均期間が分かります。こちらも計算してみましょう。」

平均期間 = 365日(1年)/16回転 = 22.8125日

アドバイザー:「約23日を周期として在庫が回転していることになります。今、製品を作る日数はどれぐらいかかっています?」

社長:「モノによりますが一番長いので15日ですね。」

アドバイザー:「15日ですか。作るのは15日でできるのに売るのに23日かかっているわけですね。そうなると在庫が過大になっているおそれがあります。」

社長:「なるほど。」

現状把握するための準備をする

製品回転率が低い場合、効率が悪い商売をしている可能性があります。必要以上に多くの在庫を抱えていないか、不良在庫になっていないかチェックが必要となります。

アドバイザー:「まずは現状を把握するところから始めましょう。製品別の売上高は把握されていますか?」

社長:「いや、やっていません。」

アドバイザー:「ではそこから始めましょう。全部の製品を一度にやると大変なので製品単価が高いものとよく動くものに絞って把握しましょう。まず選び出した製品に製品コードをつけて、売上を計上する時にその製品コードを入力するようにしてください。これで製品別売上高を把握できます。」

社長:「さっそくやってみます。」

製品別売上高を現状把握し、どの製品を重点管理するのかABC分析を行いましょう。
→ 『ABC分析を行う』

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更新日:2013年08月06日

(公開日:2006年01月16日)

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