まずは【基本の基本】から
Macintosh HD > ライブラリ > Scripts > Basics にある AppleScript Help.scpt を開いて、動作を確認してみましょう。このファイルをダブルクリックして開くと、「ヘルプビューア」と「スクリプトエディタ」が起動して、スクリプトエディタにより中身が確認できます。

まずは、実行アイコン(

)を押して実行してみましょう。すると、ヘルプビューアで AppleScript というキーワードを検索することができました。
この程度では、たいしたことのない機能ですが、これがAppleScriptの基本形です。中身を1行ずつ見てみましょう。
●1行目:「tell application "Help Viewer"」
「tell application "アプリケーション名" 」と宣言することで、そのアプリケーションに対して命令を送るよ!という命令になります。end tell で閉じるまでの間のコマンドはすべて tell application で指定されたアプリケーション、ここではヘルプビューア(Help Viewer)で処理されます。Mac OS X の場合、名前の指定はアプリケーションの英語名で行われます。
※ AppleScript ではテキストをコマンドと明確に区別するため "" で文字列を囲みます。
●2行目:「activate」
これは、tell application で対象となっているアプリケーションを一番前に移動するという命令です。Mac OS で動くすべてのアプリケーションで利用できます。
●3行目:「search looking for "AppleScript"」
これは、ヘルプビューアが持つ独自のコマンドです。「"AppleScript"というテキストで検索をする」という命令です。
●4行目:「end tell」
tell application ... と対になるよう命令の最後に必ずこの文字を入れます。
"アプリケーションに tell する”・・・これがAppleScriptの基本形です。
じゃぁ、AppleScriptでどんなことができるのか?
アプリケーションがAppleScript に対応していれば“用語辞書”という物をもっています。いま起動した ヘルプビューアをスクリプトエディタにドラッグ&ドロップしてみましょう。
- Dock 上にある ヘルプビューアを command + クリックします。すると、起動ディスク > システム > ライブラリ > CoreServices にある ヘルプビューア が選択されます。
- ヘルプビューアを スクリプトエディタ にドラッグ&ドロップします。command キーを押しながら操作するとやりやすいですよ。
どうですか?Help Viewer 用語説明が開きましたよね? こうやって“対象となるアプリケーションが持っている機能”を一覧することができます。また、tell application "" で書く英語の名前もこのウインドウのタイトル名で確認できます。

用語説明の内容は、残念ながら英語の説明になっているのですが、だいたいの雰囲気は感じていただけると思います。青い文字がコマンドまたは属性の名前で、赤文字はそれに当てはめるデータの種類になっています。左側の一覧で斜体文字になっているのがアプリケーションが持つ設定や属性の名前で、楷書になっているのがアプリケーションの機能を実行する命令です。
Mac OS 上のアプリケーションで AppleScript に対応しているもであれば、このようにスクリプトエディタにドロップしてやると用語説明が開きます。中にはAppleScript でしか実行できない機能とかもあるので、いろいろ覗いてみてみましょう。もちろん、いろいろ試行錯誤して動かしてみるのも楽しいですよ。