大学生の就職活動/就職活動の選考対策

面接につなげるエントリーシートの基本

確実に面接に辿り着けるエントリーシートの書き方の基本は、その企業が「求める力」を君が持っていることを、的確に伝えているかの一言に尽きる。その魅力が伝わりやすい自己PRにアレンジすることが大切だ。

執筆者:見舘 好隆

企業はエントリーシートで何を見ているのか?

エントリーシート
締切がどんどん来るエントリーシート。とりあえず出しているけど、これでいいのかなあ?ちょっと不安だ。
最近、就職活動中の知り合いの学生から、エントリーシート提出の相談をよく受ける。時期的には早めだが、もうエントリーシートで峻別を行う企業もあるのだ。もしくは、この段階では使わず、面接の時の資料にするのかもしれない。

学生が聞きたいことはただ一つ、

「次のキップを手に入れるエントリーシートの書き方」

である。内定を獲得することを目的とするエントリーシートを書くのならば、当然、先輩訪問や店舗訪問を軸とした企業研究を行わなくてはならないが、まだ企業が絞り切れていない現段階で、それを強いるのはキツイだろう。だからこそ、言葉は悪いが

「とりあえずサクッと書けて、突破率が高い、エントリーシートの書き方」

を今回伝授したい。

簡単な書き方のコツなのに、長い記事では本末転倒なので、今回はあっさり書いた。
是非読み込んでね。

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まず、今までの記事でも何度も触れたが、企業がエントリーシートで何を見ているのかをまず押さえたい。

それは、「求める人材であるかどうか」である。以下がその「求める人材」の決め方と、その活用手順だ。

1.「求める力」を抽出する
社内で活躍している人から、その人たちが共通して持っている「基礎力」を抽出する。
※基礎力…社会人として働く上で必要となる振る舞い、行動特性。詳しくはこちら


2.「求める力」の明文化する
1で抽出した「求める力」を明文化し、選考基準として設定する。
※選考基準…募集要項には「求める人材」「求める人物像」と書かれている場合もある。


3.「求める力」を測る選考方法を設定する
その「求める力」を測る選考手段(エントリーシート・筆記試験・面接・グループワーク・グループディスカッションなど)を設定する。


このように企業はエントリーシートで、君が「求める力」を有しているのかを確認していることを、まず知っておこう。

※知名度や人気度が高く、大量にエントリーシートが届いてしまって読み切れない企業は、webテストを用いる傾向がある。また、あえて長文の課題を出し、物見遊山(ものみゆさん)的学生にご遠慮いただくところもある。



※次のページで、何を書くべきなのかを確認する。
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