■ペットからコンパニオン・アニマルへ先行きの見えない経済、仕事のストレスなど現代人は「いやし」を求めています。こうした社会的背景の後押しもあり、マンションにおける人とペットとの共生について益々注目が集まっています。さらに、少子高齢化の進行や核家族化の増加などライフスタイルの変化も影響し、ペットは
人生の伴侶動物(コンパニオン・アニマル)として我々人間を精神的に支え、高齢者の健康維持や心理療法においてもその効果が認められるまでに至っています。
今までマンションなどの集合住宅でペットを飼育することは「基本的に禁止」といった概念も変わりはじめ、賃貸・分譲を問わず
ペット飼育可をセールスポイントとするマンションが人気を呼んでいます。
首都圏ペット可マンション供給の推移
【出典】不動産経済研究所 (単位:戸)
■高まるペット保険ニーズ!トラブルも頻発!!こうしたペット人気によってペット保険への加入者が増加する一方で、人間向けの一般保険とは異なるため契約後のトラブルが急増しています。
そもそもペット保険には保険業法といった根拠法がなく、事業免許の取得も必要ありません。任意団体が「共済」の考え方を取り入れて運営しているのが現状であり、いざという時の契約者保護対策も人間の保険のような契約者保護機構があるわけではなく、監督官庁なども存在しません。
そのため「利用回数や利用金額」に制限がある場合のトラブル、「加入時の説明と実際の保障内容が違う」「還付請求をしても入金がない」さらに「入会金を支払ったが、その後業者と連絡が取れなくなった」(以上、国民生活センター)というトラブルが起こっています。
■ペット保険の内容ペット保険とはケガや病気で動物病院へ行った場合にかかる通院・入院・手術費用、さらに予防接種や不妊・去勢にかかる負担の一定割合が割引されたり(割引型)、術後に請求することで一定額が還付される(給付型)保険です。加入者の相互扶助による共済制度を採用しているため、保険料は月額2~3000円程度(別途、入会金が必要の場合あり)となっています。
上記はいわゆる
医療保険ですが、最近ではガンと診断されたら(もちろんペットが)給付金が支給されたり,死亡時に見舞金が出るといった
生命保険の性格を合わせた商品も目に付くようになりました。
さらに、噛みついて第三者を傷つけたような
損害補償への対応も進んでおり、我々“人間様”と何ら遜色ない保障内容となっています。
注)保険取扱い業者によって保障内容は異なります。■トラブル回避のポイント以上をふまえ、最後に注意点を整理しましょう。
1.保険契約内容を十分検討・吟味してから契約する 2.ペット保険取扱い業者の信頼性を確かめる 3.ペットを病気にさせないように飼育者自身が意識する
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契約については
免責事項(保険の対象外)による相談が多いことから、保障範囲を正確に把握することが不可欠となります。面倒くさがらずに契約書には目を通すことが肝要です。また、業者が破たんした場合のセーフティネットが未整備な現状を理解し、保険料を一括払いではなく毎月払いにするなどの工夫をするといいでしょう。会社概要を確認し加入者数を比較することで、会社の経営安全度を測ることができます。
そして、最後が最も重要となります。特に犬や猫では、かわいいが故に運動不足や高カロリーの食事など、病気の原因を飼育者自身がつくっている場合があります。「かわいい子には旅をさせろ」という強い愛情をもって接してあげることが大切です。