文章:蛯原 恵子(All About「派遣で働く」旧ガイド)
いまや大学生の就職活動の選択肢のひとつとして、新卒紹介予定派遣ははずせないシステムとなってきました。実際に現場はどのようになっているのでしょうか?日経新聞の記事からご紹介します。
派遣実績が増えています
テンプスタッフでは2004年春の新卒紹介予定派遣は600人。1997年同社の15倍となっています。
リクルートスタッフィングでも毎年倍増ペースだということです。
社員として採用される比率
日本人材派遣協会が442社を対象におこなった調査では、昨年度上半期に派遣された新卒229人全員が社員採用になっています。本年度うけいれた新卒紹介予定派遣のほとんどを正式採用した大手銀行では、普通の新卒より安心感がある、とコメントしているそうです。
どうして良い評価なのでしょうか?
この制度は通常の就職活動で内定をとれなかった学生の選択肢、と思われていますが、実際には内定が決まってから、もっと自分がやりたい仕事を求めて新卒紹介予定派遣を選ぶケースもだんだん増えているそうです。
パソナオンでは紹介予定を希望する大学生には、すでに在学中に研修をし適正検査や面談で本人の姿勢を確かめています。
このように企業に派遣される前にかなり厳しい選抜がされているのです。
大学生が注意すべきこと
派遣会社への派遣社員として就職は、紹介予定派遣であっても文部科学省の就職率には反映されません。このこともあって大学の就職課ではなかなか実態を把握できていないのです。ですから新卒紹介予定派遣を希望する学生は、直接派遣会社に相談にいくことが近道です。
正式採用にならないこともある
正式採用率が高いといっても100%ではありません。正式採用にならなかったときのことも考えておかなければなりません。そのような場合、まずは派遣会社に新しい派遣先を紹介してもらいましょう。また
全国ユニオンに相談にいくという手段もあります。
いずれにしてもまず自分がどのように仕事をしていきたいか、ということを明確にしていくことが、自分を大事にした働き方を見つける第一歩だと思います。
関連記事リンク
シリーズ:派遣について、ココが聞きたい!「新卒派遣社員になるには?」 シリーズ:知って得する業界情報クリップ「派遣業界いちおしトピックス(7)」