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『早打ち』電卓を選ぼう

事務担当者の必須アイテム…『電卓』。特に最初の一台選びは慎重に。機能の無い電卓に慣れてしまうと、知らないままで終わってしまうかも…。今回は『早打ち』機能について説明いたします。

執筆者:平井 実穂子

春ですね。新入社員のための事務用品や備品の調達はお済みですか?
また、この春から事務職に就くこととなる皆様。それらは会社で揃えてもらえる事とは思いますが、効率を上げるためにも、それが自分にとって良いものかどうかを調べておきたいものです。

その中でも特に、『最初が肝心』な物が、電卓です。
使い慣れた電卓が一番使い易い…となってしまいがちですが、仕事に役立つ色々な機能の無い電卓に慣れてしまうと、知らないままで終わってしまうかも。これでは効率アップは望めません。

ではどんな電卓を選べばいいのか?

あまり小さいサイズのものは使いにくそう…だけど、大きさは同じでも値段はずいぶん違います。違いが良くわからない場合、ついつい安い方を調達してしまいがち。例えばこのふたつの電卓。大きさはほとんど一緒、店頭で見ただけでは違いが分かりにくいですが…。


SHARP『EL-334L-X』
幅105mm奥行161mm高さ17mm
希望小売価格1,700円
SHARP『EL-386R』
幅107mm奥行169mm高さ19mm
希望小売価格4,700円
(画像提供データリンク

下の『EL-386R』には、『EL-334L-X』には無い、便利な機能が色々付いています。これが値段の差…なのですが、
その中で、事務担当者として、これだけは押さえておきたい機能があります。

なにがなくとも『早打ち』対応!

それは『早打ち』です。
ぜひ、『早打ち対応』、となっている電卓を選びましょう。

『早打ち対応』の電卓とはどういう物か?
一般的に、『2キーロールオーバー』と呼ぶ機能を持つ電卓のことを言います。
これは、先に押したキーから指が離れる前に、次のキーを押しても入力を受け付けるという機能です。
一本の指で順にキーを入力する、という使い方をしている限りは必要ありませんが、事務担当者としては、5本の指をフルに使って素早く正確な入力が出来るようになっておきたい。だけど、お使いの電卓がこの機能に対応していない場合、早く打てば打つ程、計算ミスが増えてしまうのです。

また『2キーロールオーバー』に加えて、『インプットバッファー付早打ち』という機能を備えている物があります。
これは、キー入力を、数回分一時記憶する、という機能です。

電卓の演算処理スピードを上回る入力速度が身についてしまった場合、2キーロールオーバーでは追いつかない場合もあるんです。
『インプットバッファー付早打ち』対応の電卓のほとんどは、順に入力された3つのキーを一時記憶することで、これを防ぎます。この機能があれば心置きなく早打ちを極められますね。

そんなの人間技じゃない…と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、大量の伝票を足し込んだり、検算したりの機会は一般事務担当者には多いもの。慣れてくれば早さは自然に身につきます。
それほど計算の機会は無いからと、機能の無いものを使っていては、身につくチャンスを逃してしまいます。
先を見越して、ぜひ早打ち機能付の電卓を手元に置いて下さいね。

※ここで紹介している情報は全て2001年5月時点のものです。あらかじめご了承下さい。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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