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更新日:2008年03月27日

社会福祉士養成課程が変更に

社会福祉士及び介護福祉士法改正に伴い、施行規則等が改正され、社会福祉士と介護福祉士養成課程、国家試験の試験科目についての見直しが進んでいます。今回は社会福祉士養成課程変更点をまとめてみました。

文章:宮下 公美子(All About「介護・福祉業界で働く」旧ガイド)
2007年に社会福祉士及び介護福祉士法が改正されたのに伴い、施行規則等の見直しが行われました。2007年12月に改正案を示し、パブリックコメントを求めたところ、かなりの数の具体的な改善指摘があり、2008年2月にさらに修正案を示してコメントを募集し、ようやく2008年3月24日に施行されました。その内容について、紹介します。

社会福祉士養成は全19科目に

社会福祉原論、老人福祉論、児童福祉論、あるいは医学一般、法学など、「縦割り」の科目設定になっていた社会福祉士の養成カリキュラム。改正後は、高い実践力を持つ社会福祉士を養成するために、現場の仕事に即したカリキュラムに変わります。

資料
養成時間を増やし、より実践的な教育内容になった
資格取得のルートはこれまで同様、福祉系大学等ルート、養成施設ルート、行政職ルートの3つです。しかし、養成施設ルートでは養成時間数が1050時間から1200時間に拡充されました。また、行政職ルートでは、児童福祉司等の行政職経験がこれまでの5年から4年に軽減されたのに変わって、6ヵ月以上の短期養成課程修了が義務づけられました。また同時に、社会福祉主事養成課程を経て主事資格を取得したかたは、同じく6ヵ月以上の短期養成課程修了により、社会福祉士国家試験受験資格が得られることになりました。

新しいカリキュラムは下記の通りです。
※【 】内はその分類の全体時間数。( )内は(通学課程時間数/通信一般養成施設の印刷教材時間数/通信短期養成施設の印刷教材時間数)

■人・社会・生活と福祉の理解に関する知識と方法【180h】
 ・人体の構造と機能及び疾病(30h/90h/なし)
 ・心理学理論と心理的支援(30h/90h/なし)
 ・社会理論と社会システム(30h/90h/なし)
 ・現代社会と福祉(60h/180h/180h)
 ・社会調査の基礎(30h/90h/なし)

■総合的渇包括的な相談援助の理念と方法に関する知識と技術【180h】
 ・相談援助の基盤と専門職(60h/180h/なし)
 ・相談援助の理論と方法(120h/360h/360h)

■地域福祉の基盤整備と開発に関する知識と技術【120h】
 ・地域福祉の理論と方法(60h/180h/180h)
 ・福祉行財政と福祉計画(30h/90h/なし)
 ・福祉サービスの組織と経営(30h/90h/なし)

■サービスに関する知識【300時間】
 ・社会保障(60h/180h/なし)
 ・高齢者に対する支援と介護保険制度(60h/180h/なし)
 ・障害者に対する支援と障害者自立支援制度(30h/90h/なし)
 ・児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度(30h/90h/なし)
 ・低所得者に対する支援と生活保護制度(30h/90h/なし)
 ・保健医療サービス(30h/90h/なし)
 ・就労支援サービス(15h/45h/なし)
 ・権利擁護と成年後見制度(30h/90h/なし)
 ・更生保護制度(15h/45h/なし)

■実習・演習【420時間】
 ・相談援助演習(150h/一般・短期とも面接授業45h・印刷教材405h)
 ・相談援助実習指導(90h/一般・短期とも面接授業27h・印刷教材243h)
 ・相談援助実習(いずれも180h)

>>次のページは【実践向きの教育内容に】

(執筆者:宮下 公美子)

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井上 ルミ子

介護事業所の運営を中心としたコンサルタント。医療・福祉の現場経験を活かし、経営者側と職員側の両者にと…

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