介護・福祉業界で働く・転職する/介護・福祉業界の仕事

臨床心理士ってなに?

臨床心理士はこころの悩み、不安を抱えた人に対して、心理的側面から援助を行うこころの専門家。どんな資格か、そして、活躍できる職場、仕事内容、臨床心理士になるには、などを紹介します

執筆者:宮下 公美子

介護・福祉業界初心者の方に、介護・福祉の資格を紹介する記事シリーズです。今回は臨床心理士について、仕事内容や職場について紹介します。

どんな資格なの?

日本臨床心理士認定協会が認定している民間資格。資格認定は昭和63(1988)年にスタートした。臨床心理学の知識、技術を生かして、こころの悩み、不安を抱えた人に対して、その悩みや不安を解消、軽減していくために心理的側面から援助を行うこころの専門家である。「こころの時代」と言われる近年、女性を中心にカウンセラー志望で臨床心理士資格の取得を目指す人が増えている。

平成18(2006)年現在の認定者数は1万5097人。臨床心理士は、資格認定後も5年ごとの資格更新が必要。研修会への参加、研究論文の誌面での発表などにより、計15ポイントの評価を取得することにより更新する。資格取得がゴールではない資格なのだ。

どんな職場がある?

教育分野では、学校内の相談室など。小・中学校のスクールカウンセラーの多くは臨床心理士有資格者となっている。医療・保健分野では、精神科、心療内科などの病院、保健所、精神保健福祉センターなど。福祉分野では、児童相談所、障害者福祉センター、女性相談センターなど。司法・矯正分野では、家庭裁判所、刑務所、児童自立支援施設など。産業・労働分野では、企業の相談室や健康管理センター、ハローワークなどがある。

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