栄養士・管理栄養士の仕事

更新日:2009年02月04日

栄養士スキルをビジネスに! 起業家栄養士

栄養士の働き方はさまざま。起業やフリーランスで働きたい人も多いのでは? 今回は管理栄養士として起業した、株式会社栄養ケアシステム研究所、代表取締役の馬場真佐美さんにお話をうかがいました。

文章:大石 淳子(All About「栄養士・管理栄養士の仕事」旧ガイド)

栄養士・管理栄養士としての働き方はさまざまです。起業したりフリーランスとして働きたい人も多いのではないでしょうか。では、実際どんな準備をしていけばいいのでしょうか。今回は、病院の栄養管理室主任を経験した後、臨床栄養師資格を認定する日本健康・栄養システム学会の事務局で運営にかかわり、栄養士のスキルをビジネスにできると確信して起業した、株式会社栄養ケアシステム研究所代表取締役の管理栄養士、馬場真佐美さんに起業に必要なことをうかがいました。

起業するために必要な準備

馬場真佐美さん
株式会社栄養ケアシステム研究所代表取締役の管理栄養士、馬場真佐美さん。糖尿病療養指導士、NCMリーダー(日本健康・栄養システム学会認定資格。医療・福祉分野等で栄養ケアを行うリーダー)
ガイド:
昨年起業したそうですが、現在、主にどのような仕事をしているんですか?

馬場真佐美さん:
健康に暮らすための食事や自己実現をしていくための食事についてのセミナーや執筆、離乳食や幼児食などの献立作成、クリニックで高血圧や糖尿病、脂質異常症といった生活習慣病に対する栄養相談をしています。

ガイド:
起業のきかっけはどのようなことだったのですか?

馬場さん:
管理栄養士として14年間、病院に勤務して患者様に栄養ケアをしてきましたが、自分が関わることができる対象者が限定されると感じたんです。実際、病院に所属し、勤務時間内で患者様へ対応できることには限りがありました。もっと多くの方に出会って、管理栄養士としての経験から得た自分ならではの考え方でサポートしていけたらと思うようになったんです。

患者様ご本人は、食事改善の努力をしたくても不規則な勤務だったり、買い物に行くことが難しい方もいらっしゃいます。食生活はご家族の健康への理解や料理の技術、住んでいる地域の食習慣などさまざまなことが影響します。

勤めていた時には、患者様の体の状態にあう栄養を献立にして食事として提供していました。それがだんだんと、患者様のバックグランドも捉えて、よりその方にあうアドバイスをしたいと思うようになりました。また今まで対応してきた対象者は病気が進んでいる方が多く、もっと早く食事を改善していればよかったという声を聞くことがありました。

栄養士は、病気にならないようにするための知識とスキルを持っています。その価値あるサービスをビジネス化できると考えたんです。むしろ会社を設立して栄養士業務の対価を得ることが、栄養士の価値を伝えられるとも思いました。

ガイド:
起業するためにどんな準備をしましたか?

馬場さん:
今まで仕事でご一緒した方々とよいお付き合いを続け、相談できる人を増やしてきたことは、準備の1つだったと思います。起業について学んだときにも仲間ができました。こうして出会った方々に、これから自分がやっていきたいことについて話していたんです。

次のページでは、起業の進め方についてご紹介します!

(執筆者:大石 淳子)

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井上 ルミ子

介護事業所の運営を中心としたコンサルタント。医療・福祉の現場経験を活かし、経営者側と職員側の両者にと…

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