コンサルタントで働く/コンサルタントの仕事

小規模コンサルは上流ができないという誤解

上流や戦略がやりたいので大手コンサルに行きたいという話を聞きました。でも、人数が少ないコンサル企業ほど、むしろ上流の話が多いということもあるんです。

執筆者:大石 哲之

大手企業ほど上流のコンサル仕事が多い!?

最近、新卒の方、転職の方含め、非常に多くの方とお話するにつけ、実はある誤解があるのではないかな、と思うようになりました。それは、ある方がおっしゃった、次の言葉です。

「小規模コンサルは、上流ができないので、避けたい」

というのです。すごくあいまいに言っていますので、もうすこし翻訳しますと、「システム開発は直接したくないので・・・大手がいい」ということなのです。たくしは・・・「えっ・・」と思ってしまいました。

大手=上流

小規模=下流

という構図がこの方の頭の中にできていたようです。もっともそういう考え方になるのにはわけがあります。

たとえばSIの世界で言えば、仕事を取ってくるのは超大手の名の通ったところで、それが2次受け、3次受けにながれていくという構図が確かにあります。3次受けのSIだと、もうすでに作るものは決まっていて、あとはそれを淡々と作る。あまり考えずに作るだけ、ということになるということなのです。

そうなると3次受けくらいでは、作業者になってしまい、上流の意思決定部分にはかかわれないと。

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