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翻訳者に求められるパソコンスキル

現代の在宅翻訳者にとって必要不可欠なパソコンスキル。「文字が打てる程度で大丈夫よね」と思われがちですが実はそうでもないようです。翻訳者はどのくらいのパソコンスキルが必要なのでしょうか?

執筆者:柏木 梨花


現代の翻訳者にパソコンスキルは必要不可欠

翻訳者に必要なスキル。今までも何回かお伝えしてきましたが、今までの記事でお伝えしていない今どきの在宅翻訳者に必要なスキルがあります。

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それはパソコンスキル。
意外と思うかもしれませんが、現代の在宅翻訳者にとってパソコンスキルは必要不可欠なスキルなのです。

「パソコンスキルといっても、文章が打てる程度で大丈夫よね、と思われがちなのですが、実は結構重要なポイントです。」と翻訳コーディネーターは言います。
いまや原稿をデータで受け取り、翻訳文をデータで送るのが普通。一昔前のように原稿用紙に向かって手書きでコツコツと翻訳をする姿はもはや存在しません。
では、どの程度のスキルが必要なのでしょうか?


入力スピード

日々パソコンでメールのやりとりをしている人であれば、かなりのスピードで入力ができるはず。
ところがまだあまりパソコン入力に慣れていない頃に、パソコンでメールを打とうとして、伝えたい気持ちに入力する指が追いついていかずイライラ・・・なんて経験あるのではないでしょうか?
翻訳文を入力するのによちよち入力では、翻訳物を仕上げるにもそれだけ時間がかかってしまいます。スムーズに作業をするにはやはりブラインドタッチに近いスピードが必要です。


ファイルの圧縮・解凍

翻訳者にとって避けては通れないファイルの圧縮・解凍。布団圧縮機を想像していただければわかりやすいと思います。大きなファイルをメールでやりとりする際、大きなファイルをぎゅっとコンパクトにして(圧縮)送ります。受け取った側はそれをもとの大きさに戻して(解凍)開くわけです。
大きなファイルをやりとりする環境では当たり前の作業なので、翻訳会社も大きな原稿を送るときに普通に圧縮ファイルを送ってきます。覚えてしまえば簡単な作業なのですが、これを知らないと戸惑ってしまうことも。

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