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海外で恥をかかない食事マナーの常識(3)

海外で問われる食事のマナー。今回は、「ステーキ」の食べ方についてみていきたいと思います。オーダーから食べている最中に至るまで、こんなにいろんなマナーのポイントがあった!

執筆者:須子 はるか

海外で問われる食事のマナー。今回は、「ステーキ」の食べ方についてみていきたいと思います。オーダーから食べている最中に至るまで、こんなにいろんなマナーのポイントがあった!


オーダーするときの注意点
ナイフとフォークの扱い方
食べ方のこんなルール


オーダーするときの注意点

オーダーするときの注意点
海外でお料理をオーダーするのは、緊張するものです。それも、ただ伝えて、向こうが頷いてくれればいいものの、自分にわからない言葉で問い返された日には焦ってしまう人も多いのではないでしょうか?

実は、それが頻繁に起きるのがステーキのオーダー。というのも、しっかりとしたレストランでは、必ず「焼き加減」を聞き返されるからです。最初から、焼き加減を伝える心の準備をしておきましょう。

●ウェルダン
中心部までしっかり焼けた状態がウェルダン。

●ミディアム
中はピンク色で、中心部まで温まった状態がミディアム。日本で何も言わずに出てくるのはだいたいミディアムくらい。

●レア(ミディアムレア)
外側には焼き目がつきますが、中は赤みが残って、ナイフで切ると多少血がにじみます。

●ベレーリア
ほとんど焼かない場合です。これをオーダーする人は多くないでしょう。



ナイフとフォークの扱い方

一口の大きさに切っては口へ運ぶ、というのが基本です。必ず左側から食べていきましょう。これはナイフとフォークを使う西洋料理では共通しているポイントでもあります。

また、最初にすべての肉を切ってしまうと肉汁が出てしまいますし、なによりさめやすくなってしまいます。なるべく一口分ずつ食べましょう。

ナイフで切りにくいように思えるときも、あわてずに!というのも、ステーキ用のナイフにはちゃんと刃がついているものがほとんど。あせらずに力を抜いて、スッと前後に動かしましょう。

また、切り分ける大きさはあまり大きすぎないように心掛けましょう。口いっぱいに頬張るのはマナー違反です。



食べ方のこんなルール

フランス料理では、付け合わせのことを「ガルニテュール」といいます。よくあるのがホウレンソウのソテーやマッシュポテト、にんじんのグラッセなど。

これらのつけあわせは、料理に彩りが加わるだけではなく、肉による酸性をアルカリ性にするなどの役目もありますので、ぜひ肉と交互に口にしましょう。

食べ方としては、つけあわせも食べやすい大きさに切り、あわせて食べます。肉ばかり食べてしまうのは品がなく見えますので、ご注意を!
(参考:グルメ以前の食事作法の常識)



次回は、食べるのが難しいといわれる魚料理について取り上げます。お楽しみに!

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