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責任を回避するための適切な英語表現

会話をしていると、必ずしも自分がすべて把握していることだけが話題になるわけではありません。不確定要素があるなかで意見を述べる際に、後から誤解を招かないための安全な表現をお伝えします!

執筆者:須子 はるか

会話をしていると、必ずしも自分がすべて把握していることだけが話題になるわけではありません。不確定要素があるなかで意見を述べる際に、後から誤解を招かないための安全な表現をお伝えします!


責任を回避するための適切な英語表現
英語での例文
例文の解説


責任を回避するための適切な英語表現

責任を回避するための適切な英語表現
誰かになにかを伝えるとき、当然自分の発言に責任を持つことが求められます。これは英語だろうと日本語だろうとまったく同じ。ところが、必ずしも手元に情報がそろっているわけではないようなシチュエーションで、なおかつ意見を求められたら、どのように答えればよいのでしょうか?下手に間違ったことを伝えてしまうことが大きなリスクになることもあります。

そんなときは、あくまでも自分が責任をとれる範囲で発言することが必要になってきます。具体的に言うと、自分自身がなにに基づいてどこまで知っているかということを相手に伝えながら意見を述べることが必要とされるのです。



英語での例文

それでは、具体的にどのような表現を使えば自分自身の発言範囲を限定することができるのでしょうか?さっそく、使える英語表現をご紹介します!

As far as I know, he is a nice guy.
(私の知っている限りでは、彼はいい人だ)

As far as I know, he does not like his current job.
(私の知っている限りでは、彼は今の仕事を好きではない)

このような表現をすることで、あくまでもあなたが知っている範囲ことを述べているにすぎないということが強調されます。より多くの情報を得ることによって見解が変わるかもしれないし、その可能性は否定できない、というニュアンスが相手に伝わるでしょう。



例文の解説

上記の例文を定型化すると、以下のようになります。

「As far as I know,...」


「私の知っている限りでは」「私の知りうる範囲では」という意味になり、文頭につけるだけで全体の印象を確定する言葉でもあります。

とても便利な言葉ではありますが、一方で多用することが必ずしもよいとは限らない言葉です。たとえば、あなたのリーダーにあたるひとが、いつも「私の知る限りでは~」と言っているところを想像してみてください。下手をすると責任逃れをしているように受け取られかねません。

自分自身の立場をきちんと認識した上で、自分を守るために、リスクを管理するために必要であれば、正しく使っていただけたらと思います。



文章全体のニュアンスを左右するような非常に重要かつ便利な表現ですね!

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