文章:川崎 あゆみ(All About「ワーキングマザーのキャリア」旧ガイド)
毎年、厚生労働省から「男女共同参画白書」が発表されます。女性を取り巻く環境や女性の意識の変化が数字であらわされ、時代とともに変化する様子がとてもよくわかるようになっています。
今回は、その調査結果から「女性と仕事」にまつわる数字を見てみましょう。
働く女性 5年ぶりの減少に
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| 「子どもが小さいうちは家にいたい」という女性は依然として多く、ブランクを短くするには、続けて出産するのがよい?! |
ここ4年増加を続けてきた仕事を持つ女性の数。しかし平成20年の調査では、2762万人で、昨年から1万人減っています。結婚・出産を機に家庭に入る女性は、依然として多いのですが、その年齢は、30~34歳が65.1% 35~39歳が64.9%で、30代の10年間が子育て専念期になっていることがわかります。
昭和50年(1975年)には、25~29歳と30~34歳がその10年でしたから、この数字からも女性の晩婚・晩産化によって子育て年齢が上がったことがわかります。
この就業率をグラフにしたものを「M字曲線」と呼んでいますが、年々この谷に相当する年齢の女性たちの就業率が上がっており、M字カーブは台形に近付きつつあると言われています。
共働き世帯の増加傾向
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| 夫のお給料は減っているけれど、子どもの教育費は削りたくないという家庭は多く、そのために仕事を始める妻も多い。 |
仕事を持つ女性の全体の数は減少傾向にある一方で、実は共働き世帯は増加しているという調査結果が出ています。
平成20年では、夫は働き、専業主婦という片働き世帯は、825万世帯。2005年 09月 20日付けの記事「
セカンドキャリアについて考える 働くミセス急増の理由とは?」の中で、
昭和50年代中ごろには、600万世帯だった夫婦共働き世帯の数は、30年後の平成15年度には、949万世帯になり、なんと30年の間に約350万世帯の増加となっています。一方、1,100万世帯程度だった専業主婦世帯数は、870万世帯へと減少し、共働き世帯数が専業主婦世帯数を超える状況になっています。(平成16年度版男女共同参画白書より)
と書いていますので、16年度には870万世帯だった片働き世帯がさらに825万世帯に減少していることがわかります。これは女性の社会進出に対する意識変化や、経済情勢の変化などがあると考えられます。
働く女性は、いったいどのような働き方をし、どれほどの収入を得ているのでしょうか。