文章:泉 まつお(All About「女性のキャリア」旧ガイド)
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| 仕事において人に頼み事をするとき、あなたははっきりと頼むことができていますか? |
入社以来、営業部の庶務として仕事をしてきたNさんは、3カ月前に広報室に異動。
現在は、社内報づくりの一員として働いています。
そんなNさんは、今、ひとつの壁にぶつかっています。
以前は、営業スタッフから頼まれた仕事をすることが中心だったのですが、今は、社内報を作るために、社内の人たちに働きかけ、協力を仰ぐことも度々。
そんなとき、自分の説明したことが相手にうまく伝わらず、誤解を招くことが多いというのです。
エピソードを見ながら、問題点を研究してみましょう。
「依頼」という行為の難しさ
先日、こんなことがありました。
Nさんは、社内報の1コーナーを制作するために、社員にアンケートを実施。
20人の社員にアンケート用紙を手渡ししてお願いしましたが、Nさんが想定していた締め切り日までにアンケートを返してくれたのはわずか2人でした。
そこでNさんは、催促の電話をしました。
しかし、それでもアンケートはなかなか返ってきません。
困ったNさんが再度電話をすると、相手からはこんな言葉が…。
「えっ!? あのアンケート、そんなに急いでるの? だったら最初からそう言ってよ」なぜ、こんなことが起こってしまったのでしょうか。
まずは、Nさんがアンケートを手渡しした際の会話を振り返ってみましょう。
「広報室のNです。社内報制作に当たりアンケートに協力していただけないでしょうか。あ、あの、でも、お忙しい時だと思うので、すぐじゃなくていいんです。手が空いたときに書いていただければ…。1週間ぐらいのうちにお返事をもらえれば大丈夫ですから。よろしくお願いします」そして、2度目の催促の電話はこうでした。
「広報室のNです。あの~、この間、お願いしたアンケートですけど…。そろそろ回答をいただければと…。お忙しいと思いますが、早めにお願いできますか?」あなたは、Nさんがうまく仕事を進められなかった理由がわかりますか?
次のページでは、Nさんから依頼を受けた側の人の話を聞いてみます。