文章:泉 まつお(All About「女性のキャリア」旧ガイド)
 |
| どんなことにも日なたと日かげの部分がある。世の常ですね。 |
仕事とプライベートをどんなバランスで乗りこなしていくことが自分にとって幸せなのか。多くの女性がこの問題で悩みを持っていると思います。
なぜなら、どんな道を選んだとしても「日なた」と「日かげ」。つまりメリット、デメリットがあるから。
そこで、それぞれの道を選んだ先輩女性から、今の生活の幸せと、不満やストレスに感じることを聞いてみました。
生の声を参考に、自分の進もうと思う道を考えてみましょう。
●28歳で結婚。子供は持たず、
公認会計士として年収1000万円以上を得るAさん(40歳)
公認会計士の資格を持つA子さんは、28歳のとき、大手上場企業に勤める大学時代の先輩と結婚。子どもはA子さんの希望で作らず、夫と分譲マンションで二人で暮らす。
「仕事の依頼が増えることは自分が評価されていることの証であり、それがうれしいからまた頑張るということを繰り返してきました。その結果、仕事には手応えを感じているし、それに見合うだけの収入も得られているので満足。40歳を迎えて、仕事の上での自信も出てきました。」
「でも、最近は学生時代の友達と会ったとき、子どもの話に入っていけない自分が少し寂しかったりもします。中学生ぐらいになった子どもを持つ友人たちの私とは違った人生に対する自信のようなものを見て、彼女たちの人間的な成長にちょっと焦ることもありますね。そして、その気持ちを打ち消すようにまた仕事にのめり込む私がいます」
●27歳で結婚。2回の出産の前後も、
産休と育休を取って仕事を続けるBさん(41歳)
大学を卒業後、大手メーカーに就職。社内恋愛で同じ会社の営業マンと結婚した後も、正社員として仕事を続ける。5年前には自分の実家の近くに一戸建てを購入する。現在、夫は単身赴任中。
「自分が一人っ子だったので、子どもは絶対に2人は欲しいと思っていました。子育ては大変ですが、自分の世界を持ち続けることも大切だと思い、出産後も仕事を続けています。」
「今の悩みは、子育ても、仕事も、どちらも100%の力を注げないこと。小学校の授業参観も遅れていかなければならなかったり、残業が増えそうなプロジェクトへの参加はあきらめざるを得なかったり。いつ仕事を辞めようかと思うこともあれば、仕事があるから自分のなかでバランスがとれているような気がすることもあり、日々、心が揺れています。まだしばらく悩みは続きそうですが、子どもがもう少し大きくなったら、これで良かったんだと思えることを信じて頑張っています」
次のページでは、出産を機に「仕事を辞める」という選択をした女性と、独身という選択をした女性の声を紹介します。