文章:泉 まつお(All About「女性のキャリア」旧ガイド)
自分のキャリアパスは、もう自分でデザインすべきだ「今は、それぞれが自分のやりたいことを主張できる時代です。会社も、自己申告制度を設けたり、本人の希望を踏まえた人事異動を考えるようになっています。そんな中では、自分で自分のキャリアパスを考えていくことが必要でしょうね。人事としても、主張のない人は困ってしまいます」
(コンサルティング会社・人事担当者)
自分に合ったポジションを見つけることが「主役」になるコツ「主役というとその組織の中に一人だけ存在するものだと思いがちですが、会社における主役とは、決して一人ではありません。トップに立つ人、それをサポートする人。それぞれに適任がいて、それぞれが主役。そこには向き、不向きもありますから、自分に合ったポジションを見つけることが主役になるコツだと言えるでしょう」
(外食産業・社長)
その仕事がどのくらい好きかで、伸びるかどうかが決まる「いろいろな意味で厳しい今の時代は、個人にも高い要求が突きつけられます。特に、責任ある仕事を任せられればられるほど、その壁の高さは高くなっていきます。それを乗り越える原動力になるのは、やっぱり、その仕事がどれだけ好きかなんです。心底、好きだと思う仕事に就くことは大切だと思います」
(家電メーカー・人事担当者)
会社は結果を求めるが、個人はプロセスを大切にした方がいい「会社はどうしても結果を評価しますが、結果だけを追うといつかは疲れてしまう。それを避けるコツは、プロセスを大切にすることです。たとえ結果が出なくても、たしかなプロセスを積み重ねていれば自分に経験と自信がつきます。これは、何よりも強いものです。本当に苦境に立たされたときに差が出るはずです」
(編集プロダクション・社長)
経験の活かし方は意外とたくさんある「企業は、常に新しいことに取り組んでいます。そして、そのスタート時には自社にはない技術や経験を持つ人材が必要になります。また、一見、関係ないように見えるところで経験が生きることもあります。自分が見えている範囲だけでなく、まわりの言葉に素直に耳を傾けると、新しいフィールドが見つかることも少なくないと思います」
(自動車メーカー・人事担当者)
スキルの市場価値は時とともにどんどん変わっていく「変化のスピードが早くなっている今、市場で価値を持つスキルというものは目まぐるしく変わっています。たとえば、5年前はOAが使えるだけで価値があるといわれましたが、今はOAスキルはあって当たり前。世の中が求めるものに敏感になり、それを受け入れていく柔軟な姿勢が必要です」
(人材派遣会社・コーディネーター)
この1年、様々な経営者、人事担当者などの話を聞いてきて感じるのは、キャリアの積み方が多様になっているということ。
人材が流動することを当たり前ととらえる企業も増えてきましたし、新しい事業を手がけるに当たって、その会社では前例のない、まったく異分野の人材を求めるケースも増えています。
つまり、
キャリアを積む側の選択肢が増えているのです。
そしてそれは、だれかが敷いてくれたレールの上を走っていけばキャリアが積める時代ではなくなっていることを意味します。
キャリアの積み方、最終形は一人ひとり違うもの。
これからは、「キャリア形成はオーダーメイド」であるという認識を持ち、自らが道を作っていく必要があるのです。
「名言集2003」 vol.1では、キャリアづくり真っただ中の女性たちが語った、気づきや決意を紹介しています。
こちらもぜひ、ご覧ください!