文章:西村 吉郎(All About「転職のノウハウ」旧ガイド)
仕事柄、転職にまつわる問題や疑問を多くの方からいただきます。中には、常識的に考えればわかるでしょうといいたくなるものもあるわけですが、それも転職に真剣に取り組んでいるからこそ。ここには、そんな単純というか、素朴ともいうべき疑問を集めました。ここに挙げたもの以外にもまだまだありますので、今回は第一弾として20本を送りします。
Q 1年のうちで、求人が増える時期ってあるのですか。企業の求人活動には季節的な波があって、例年、1~3月、7~9月に求人が増える傾向はあります。ボーナスをもらったあとに退職する人が少なくなく、その穴埋めのために後任者を募集するとか、年度始めの4月や下半期のスタートとなる10月に新しい事業を立ち上げるために、その要員を手当する必要があるなどの事情によるものです。
しかし、近年は後者の事情による傾向は余り目立たなくなっています。経営のスピード化が求められる時代とあって、事業開始の時期にこだわってはいられなくなっていますし、短期的に集中して募集をかけるよりも、年間を通じて随時人材確保していこうとする企業が増えているからです。
Q 欧米では有能な人ほど転職すると聞きます。転職すればキャリアがつくのですか。欧米に限らず日本でも、いくつかの職業や職場を経験することで、いろんな知識・技術を身につけ、キャリアを広げている身につける人がいます。しかしそれは、本人が複合的なキャリアを身につけることを意図し、努力することによって可能になるもの。ただ単に転職すれば、キャリアが身につくというものではありません。
Q どんな仕事に向いているのかわかりません。適性を診断してくれる機関はないでしょうか。インターネットで検索すれば、適性診断を実施している機関・団体のホームページはいくつも発見できるはずです。当サイトの「私のおすすめサイト」にもいくつか紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
ただ、これらはほとんど有料であり、直接面談してアドバイスしてもらえるわけではありません。コンサルタントから直接的なアドバイスを希望するなら、東京・中野にある「中野サンプラザ相談センター」(電話03-3388-1171)を利用するか、人材バンクのカウンセリングをお受けになることをおすすめします。なお、中野サンプラザをご利用の際は、事前に電話で予約してください。
Q ずっと行きたい会社があるのですが、いっこうに求人する気配がありません。求人していないのに応募したらどうなるのでしょうか。どうなるのかと言われても、私にもわかりません。でも、企業は常に優秀な人材を欲しがっていますし、中途採用はしない会社はほとんどなくなっている状況ですから、いまは募集していないとしても、応じてもらえる可能性はあります。ただ、いきなり面接を申し込む形ではなく、メールなどで人材採用の予定を尋ねる形でアプローチしてみてはいかがでしょうか。たいていの会社では、自社ホームページに求人情報を掲載していますので、随時チェックして情報を見逃さないようにしてください。