転職での仕事・会社の選び方

更新日:2004年06月24日

しっかり選んだつもりでも 転職先での不満はいっぱい

会社選びには、データ以上に、自分の感覚で得られることが重要だったりします。五感を働かせて、自分に合った会社探しをしましょう。

文章:西村 吉郎(All About「転職のノウハウ」旧ガイド)

転職先を選ぶとき、あなたが重視するポイントは何でしょうか。まっさきには、仕事内容、給与、会社規模などが挙げられるものと思いますが、実際に働くとなると、給与がそこそこよくて、仕事も自分に合っているといったことだけでは決して満足できるものではないようです。


転職先で満足できていないこと

ちょっと古いデータで恐縮ですが、転職情報誌「B-ing」関東版の01年6月13日号の記事に、転職を経験した人が転職先でどんな不満を感じているかについてのアンケート調査が紹介されました。下がその結果です。

1納得のいく評価(人事考課)制度がある53.7%
2経営者が魅力的(または優秀)である51.8%
3信頼できる上司がいる48.8%
4職場に活気がある45.1%
5技術力、企画力に優れている45.1%
6強い商品、サービスがある43.3%


会社選びの段階で重視したこと

一方、リクルートワークス研究所の『ワーキングパーソン調査2002』によると、転職経験者のうち正社員、正職員として勤務する人の「現在の勤務先選択理由」上位10項目(順位はフリーター、派遣社員などを含む全体のもの)は次のようになっています。

現在の職場の選択理由(複数回答:%)


 選 択 理 由 男性女性
通勤に便利な勤務地である31.654.7
自分がやりたい仕事ができる33.634.7
自分の経験・専門性が生かせる32.231.1
雇用が安定している(失業の心配がない)21.225.9
給与・福利厚生など待遇がよい17.923.8
職場に活気がある10.814.1
責任のある仕事をやらせてもらえる18.314.1
仕事の成果や業績が正当に評価してもらえる17.612.7
社会や地域に貢献している11.311.1
仕事を通して幅広い人脈形成ができる8.710.4


この『ワーキングパーソン調査2002』では、ここに挙げた上位10項目以外にも多くの選択肢が用意されています。その中で、B-ingの調査項目につながりのありそうな項目としては、

企業そのものや商品ブランドとして広く認知されている 8.0%
経営者が魅力的である 7.7%
優秀な人材が多い 4.8%
企業戦略やビジョンが優れている 4.0%
技術や特許など多くの知的資産を持っている 2.7%
企業戦略やビジョンが優れている 4.0%
工場等の設備や研究所等の施設が充実している 1.3%

といった状況になっています(数値はいずれも全体)。この2つのデータで見る限り、会社選択の段階ではあまり気になっていない要素が、実は入社したあとになっての不満に結びつく可能性が高いといえそうです。

(執筆者:高野 秀敏)

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小松 俊明

ヘッドハンターとして、グローバル企業の管理職採用に携わる。ビジネスマンの働き方、キャリアや転職、自己…

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