内定・入社・退職手続き
更新日:2001年05月09日
実践的転職ノウハウ-1 ボーナスもらって退職したい!
夏のボーナスの話題が出る時期となりました。ボーナスをもらったら転職しようと考えている人も多いことでしょうが、どうすれば満額を手にできて、しかもあとをにごさずに退職できるのでしょうか。
転職先での冬のボーナスはどうなる?
いまの勤務先でのボーナスは、「支給日までは辞めないこと」さえ守れば、多少減額されることやイヤミの一つふたつ我慢すれば、しっかりもらうことはできます。では、転職した先での最初のボーナス(順調にいけば今年末)のボーナスはどうなるのでしょうか。
この問題は、実は簡単にはうまいやり方は見つけられそうにありません。というのは、ボーナスの支給制度はそれこそ千差万別で、中途入社した人に対してどういう処遇がなされるのかは個別の企業ごとに具体的に見ていく以外にないからです。
といってしまうとミもフタもなくなってしまうので、ここでは、ガイドが知り得ている範囲での一般的条件で説明します。
在籍期間3カ月以上なら支給対象に
ボーナスは通常、夏と冬の年2回支給されますが、支給対象者は定められた期間に在職していることが条件で、その対象期間はほとんどの場合、6カ月となります。対象期間としては夏のボーナスは12月から翌年5月まで、冬は6月から11月までとする会社が多いようですが、中には10月~3月、4月~9月となっている会社もあります。
中途入社でその期間に満たない人に対しては、勤続3カ月未満の場合は対象外とし、勤続3カ月以上の場合は月割または日割で計算してボーナスを支給する企業が多くなっています。したがって、いまの会社でボーナスをもらってからおよそ2カ月以内に新しい会社に入社すれば、勤続3カ月の条件をクリアして、ボーナス支給対象者に加えてもらえる可能性が高いということになります。
冬のボーナスで考えられる4つのパターン
具体的な支給制度を整理すると、以下の4つのパターンに分類できます。
?在籍期間に応じて日割りまたは月割りで計算
賞与算定期間に在籍した日数または月数に応じて、年齢や能力が同等の人に支給する額を日割または月割で計算する。賞与算定期間の半分以上在籍していることなど、一定の条件が付くことが多い。
?基準値に配分係数を掛けて計算
たとえば、満額支給の対象者を勤続1年以上とし、在籍10カ月なら0.8、 8カ月なら0.6、6カ月なら0.5 といった配分計数を掛けて算出する方法。この計算例では転職後2回目の賞与まで減額対象となる。
?期間中の業績を計算基準とする
支給対象となる締めの日までに、どれだけの実績を上げられたかを計算基準の一部または全部とするもの。営業職などで見られる。在籍期間が短くても、成績がよければ、より多くの賞与がもらえる。
?算定期間を満たしていない人は「金一封」とする
6月~11月、あるいは12月~5月といった賞与算定期間の途中で入社し、直近のボーナスではこの算定期間を満たしていない人は、ボーナスではなく「金一封」を支給する。対象者一律に一定額を支給する場合と、在籍月数(日数)によって支給額に多少の差を付ける場合がある。
ガイドがかつて仕事をしていた編集プロダクションでは、在籍1年を超えないと支給対象にならない決まりでした。たとえば夏のボーナスが支給されてすぐのころに入社したとすると、入社した年の冬のボーナスはもちろん次の年の夏のボーナスももらえず、およそ1年半後の暮れになってやっと最初のボーナスがもらえるという仕組みだったわけです。
入社後しばらくしてから真実を知らされて、愕然とした覚えがあります。転職する場合、ボーナスの支給実績が気になるところですが、中途入社者に対する支給の決まりについても、くれぐれも確認することが大事といえるでしょう。
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