■ケース2■転職のすきま時期にちょうど年末がかかり、年末調整が受けられなかった場合は?
答え→確定申告の必要があります。
前職で年末調整を受ける前に、転職をし、12月までに再就職しなかった人や、年末調整を待たずに退職、失業状態に入った人、また、転職先の年末調整時期に間に合わなかった人は、本人が確定申告する必要があります。
所得税は、前年の所得総額に応じた見込み額を給与から源泉徴収しているので、確定申告をすれば、払いすぎた所得税が戻ってくる可能性が高いので、必ず申告するようにしましょう。
その際には、源泉徴収票と印鑑が必要になります。また、生命保険料を払っている場合や、医療費控除がある場合は、証明書や領収書も忘れずに持参するようにしましょう。
確定申告を忘れてしまうと、後に市区町村より「確定申告をするように!」と督促が来てしまい、所得税の還付を受けられないばかりか、罰則として、無申告加算税(税額の10%)が課せられてしまうので、くれぐれも確定申告は忘れないようにしましょう。
この確定申告は、必要な書類さえちゃんとそろえておけば(ここが重要!)手順に沿って計算していくだけですのでそれほど難しいものではないので、ことさらに構える必要もないのです。
■ケース3■前の会社から退職金をもらった場合
答え→確定申告の必要はありません。(※例外アリです)
退職金(退職所得)については、大抵は退職の際に、会社から、退職金を受け取る旨の申告書を書くように指示されます。退職金の支払の際には、前職の企業からこの「退職所得の受給に関する申告書」が税務署に提出されており、源泉徴収されているので、退職金をもらったからといって、確定申告をする必要はありません。
しかし、外国企業から受け取った退職金など、源泉徴収されなかった所得については、申告をする必要があるので、国税局税務相談室か、お近くの税務署に問い合わせましょう。
■番外編■『源泉徴集票』って、どこでもらえるの!?
転職して問題なのは、前職分の収入の分かる「源泉徴収票」を紛失してしまった場合。これは私自身、よく質問を受けるのですが、源泉徴収表は、前職にお願いをすれば再発行されます。失くすこと自体は、少々問題ですが、丁寧にお願いすれば、やってもらえますので、もし失くしてしまった場合は、前職に早々にお願いをしましょう。
取材協力:
飯島会計事務所参照サイト:
確定申告期に多いお問い合わせ事項Q&A