文章:吉山 日出樹(All About「はじめてのマンション購入」旧ガイド)
2000年度(2000年4月~2001年3月)の住宅公庫融資の受付も23日までとなり実質終了した。
年始より3度の金利低下により現在2.55%の基準金利の適用となっている。(年始の2.80%から0.25%の低下)
度重なる金利低下により、今後も金利の先安感が広がっているが、4月以降の2001年事業年度の公庫融資制度の見直しが決定している。
ポイントは融資額の減額である。
初めて住宅購入する人を対象とした「初めてマイホーム加算額」が200万円アップするが、生活空間倍増緊急加算が75?以下のマンション購入の際は廃止され、75?超えの場合でも、今まで1000万円の融資上積みが受けれたものが500万円と減額となってしまう。また、特別加算額もいままで1000万円を上限として融資されていたものが、800万円が上限となり最大で1000万円の融資減額となってしまう。
今まで1000万円公庫融資でまかなえていたものが、使えなくなるため、場合によっては購入価格の見直し、あるいは、年金、民間ローンで資金計画を立て直す必要がある。
元々、景気浮揚対策として創設された、「生活空間倍増緊急加算」の廃止により、来年度(2001年4月~)の公庫融資制度は大幅な融資減額となってしまう。また、6月末入居分までを一区切りに、住宅ローン控除の減税額も縮小されることとなる。
そこで購入者優遇制度の縮小により、果たして「いつのタイミングで、どのようなマンションを購入すれば良いか」を整理してみたい。
まず75?以下のマンションは全て「生活空間倍増緊急加算」が廃止されてしまうので、75?超えの住戸を選ぶようにしたい。75?超えに限り「生活空間倍増緊急加算」500万円が引き続き使えるのだ。立地、プラン等諸条件にもより一概には言い切れないが、75?以下のマンション需要は低下しつつあり、資産価値としてもあまり高くないので、この機に75?超えにこだわって選んでみてはいかがだろうか。
以上のことを考慮した上で、6月末入居可能のマンションをピックアップしよう。
なぜなら住宅ローン控除の縮小が既に発表されているが、それは7月1日以降の入居者(2003年度までの延長措置)が対象となり、逆にそれ以前に入居できれば現行制度が適用されることとなるからである。
仮に計算しやすい為に5000万円のローンを組んだ場合を試算してみよう。
現状、
年末借入れ残高に対して15年間で最大約580万円の控除額が戻ってくる。しかし同じ条件で、新制度ではその控除額は500万円となり80万円の開きができることとなるのである。
自分のライフスタイルに合ったマンションが対象物件にあることが大前提だが、もし条件にあったマンションがあるのならぜひ前向きに考えてみてはどうだろうか。