文章:志田 玲子(All About「よくわかる時事問題」旧ガイド)
グルジアの内戦にロシアが軍事介入!
グルジアとロシアが全面戦争! 8月7日、グルジアからの分離・独立を目指す南オセチア自治州へ、グルジア軍が進攻。分離派制圧に向けた武力行動に出ると、南オセチア自治州の後ろ盾=ロシアが軍事介入し、グルジア国内の内戦は、グルジアvs.ロシアの戦争にエスカレート! 同州の州都ツヒンバリでは、2000人以上が死亡したと伝えられています。憂慮すべき事態に、国連の安全保障理事会が開かれましたが、ロシアvs.アメリカ・ヨーロッパの構図で協議は難航……。その後10日になると、ロシア軍の制圧を受けたグルジア側は全面撤退を表明。南オセチア自治州(親ロシア)vs. グルジア(親アメリカ)の戦火が今後、ロシア・アメリカ関係にどう影響するか、気になるところ……。
グルジアとは? 南オセチア自治州とは?
ところで、聞き慣れないグルジアってどんな国? ロシアの南西部に位置するグルジアは、日本の約5分の1の面積をもち、人口440万人。その中で、戦火の舞台となった南オセチア自治州は同国北部に位置し、ロシアに隣接しています。同自治州が親ロシア路線をとっているのも納得……。振り返れば1990年、独立派がロシア南部の北オセチア共和国への編入などを求めたため、グルジア政府との紛争に発展。92年の停戦以降は、事実上ロシアの庇護の下に置かれていました。ところが今年2月、セルビアからのコソボ独立宣言をきっかけに、独立問題が再燃! 今回の戦火に発展したというわけです。現在、南オセチアからロシアへの避難民は3万人=州人口の半数近くに上るとの情報もある中、国際社会、特にアメリカの対応に注目が集まるところです。
【関連サイト】
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独立宣言した「コソボ」とは?・
今こそ教えて!国連の「安保理」って何者?・
グルジア、外務省サイト