文章:志田 玲子(All About「よくわかる時事問題」旧ガイド)
神奈川・埼玉で、深夜営業がなくなる?!
コンビニが深夜営業をやめる?! 神奈川県の松沢知事は6月17日、24時間営業のコンビニやスーパーに、深夜営業の自粛を求める方向で検討していることを表明。今年度中の制定を目指す地球温暖化対策推進条例に基づき、営業時間短縮の努力義務などの方策を検討する方針です。知事曰く、「深夜もこうこうと明かりを照らしているのは、省エネに逆行する!」。一方、埼玉県も同様の自粛要請を行う方針で、温暖化対策の一環として深夜営業の見直しを求める動きが、じわじわと広がっています。同県によれば、「CO2削減の効果は大きくないが、夜型のライフスタイルを変える象徴になる」。CO2削減の実効性よりPR効果が狙い?
深夜営業自粛で、「名ばかり管理職」問題も解決?!
これに対し、当のコンビニ側の反応はさまざまです。「地域住民の合意があれば従う」と受け入れを示す声がある一方で、「深夜の納品も多く、日中は物流コストがかかる!」「深夜営業のコンビニは、防犯の役割も果たしている!」と、不満の声もチラホラ。また、深夜営業を中止すれば、売上げが約20%もダウンするとの試算もあり、コンビニにとっては悩ましい問題です。ただ一方で、昨今は、残業代も支払われないまま過酷な労働を強いられる「名ばかり管理職」が問題視されるご時勢。特に深刻なのが流通業界で、24時間営業体制が長時間労働を助長している事実は、否めません。深夜営業の是非は、温暖化対策のみならず、働く人たちの労働条件という視点も加味して考える必要がありそうです。
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