文章:志田 玲子(All About「よくわかる時事問題」旧ガイド)
新記録連発のレーザーレーサーにGOサイン!
「魔法の水着」いよいよ解禁へ! 日本水泳連盟は6月10日、契約先である国内3社以外の水着の着用を認める方針に踏み切ります。日本水連の契約上、五輪代表選手はこれまで、3社=ミズノ、デサント、アシックスいずれかの水着を着用しなければなりませんでした。しかし、3社の同意が無事得られたため、日本人選手も、話題の「レーザーレーサー」で北京五輪に臨めるというわけです。8日に行われた競泳のジャパンオープン最終日には、「魔法の水着」を着用した北島康介が、200メートル平泳ぎで世界新記録を樹立! 他の選手も日本新記録を連発し、記録更新は3日間で合計17個。このうち、「レーザーレーサー」着用選手が出した記録はなんと16個! これでは、日本水連としても認めざるを得ない……。
過熱する水着騒動に、北島康介が喝!
ところで、レーザーレーサーとはどんな水着? イギリスのスピード社が開発した水着で、生地が極薄など水の抵抗を軽くする工夫が凝らされています。世界の一流選手の多くが着用し、お値段は最も高価なモデルで約7万円! 今回、「魔法の水着」効果でその名が知れ渡ったスピード社は、まさに「濡れ手にアワ」の利益? 一方、選手側からは意外なクレームも聞こえてきます。北島康介曰く「水着が主役になっているのが残念。もっと選手の泳ぎを見てほしい!」。ジャパンオープンでも、「泳ぐのは僕だ」と誇示したTシャツで入場し、抗議の姿勢を示しました。それにしても、ここまで他の水着との格差が露わになった以上、五輪大会では全ての選手がレーザー・レーサーを着なければ、フェアな競い合いにならないのではないの?