よくわかる時事問題

更新日:2008年05月12日

原油価格はどこまで上がるのか?

ビジネス 編集部 写真

原油高が止まらない! ニューヨーク商業取引所の原油先物相場は5月5日、ついに1バレル=120ドルの大台を突破。その後も高値更新を続け、まさに天井知らずの急騰ぶりですが、この原油高はどこまで続く?

文章:志田 玲子(All About「よくわかる時事問題」旧ガイド)

原油はいまや、ただの「金融商品」?!

原油高が止まらない! アメリカ・ニューヨーク商業取引所の原油先物相場は5月5日、ついに1バレル=120ドルの大台を突破。その後も高値更新を続け、9日には、一時126ドル台にまで急伸しました(アメリカ産標準油種WTIの中心限月6月物)。直接の上昇要因は、アフリカのナイジェリア=主要産油国で油井(石油を採るために掘った井戸)が爆破され、「供給が減るのではないの?」と懸念が高まったことですが、無視できないのが投機要因。天井知らずの先高観を背景に、投機的資金の流入が続き、原油価格の騰勢が衰える兆しは見えません。カネ余り現象が続く中、原油は株や債券と同じ「金融商品」の性格を、ますます強めている模様……。

リッター200円時代の足音がヒタヒタと……

ところで、この原油高はどこまで続く? アメリカの投資銀行、ゴールドマン・サックスによれば、「向こう6~24カ月で、1バレル=150~200ドルまで上昇する可能性が高い!」。つまり2年後には、1バレル=200ドル時代へ突入してもおかしくないということですね。その原因は、「供給が適切なペースで伸びていないため」。そして、供給の伸びが鈍いのは、「価格高騰は原油不足によるものではない」とするOPEC(石油輸出国機構)が、増産に後ろ向きだから。一方、国内のガソリン価格を見れば、原油高に暫定税率復活が加わり、160円台が目前!(レギュラー1リットル、全国平均) 恐怖のリッター200円時代の足音は、確実に近づいていると言えそうです。

【関連サイト】
「原油価格」はなぜ、上昇を続けるのか?
「値上げラッシュ」には、こう対処する!
「食品値上げ」の裏に、意外なカラクリ!
ニッポンを席巻!値上げ旋風2007

(執筆者:志田 玲子)

  • 印刷する
  • ブックマークする
  • 携帯に送る
  • ブログに書く

あわせて読みたい

この記事の担当ガイド

写真

ビジネス 編集部

読者によりよいキャリア・仕事のヒントをお届けするために、日々、All About ビジネスの情報を編…

住まいには、人の個性がよく現れるもの。同じ空間をどのように使うかで、雰囲気も、快適さも大きく変わってくる。ここでは、「建築家と家を建てる」ガイド の川畑博哉氏が厳選した10軒を紹介し、建築家それぞれのこだわりのポイントを紹介しよう。建築のプロたちが考え出した、マネしたくなるアイデアが満載! さぁ、いますぐチェック!

ビジネス・教育関連コミュニティ

北欧好きが、愛用の北欧モノを見せ合うコミュニティ

メルマガ登録

【ビジネスメルマガ】転職・起業・ビジネス実務・スキルアップに関連する、厳選お役立ち情報をお届けします。

ショッピングカタログ

All About ウェブマガジン

女性向け

雨が楽しくなる!レイングッズ15

男性向け

マネしたくなるアイデア住宅

All About モバイル

QRコード

All Aboutがケータイで読める!

オススメ記事をメールでチェック

知識・経験を生かして、記事を書いてみませんか?