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更新日:2009年05月14日

これだけある!景気底打ちの兆し

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昨年秋以来「世界恐慌」「100年に1度の不況」と言われて早半年、日本においても状況は厳しく、就職活動も困難を極めています。しかし、そんな中でも少しずつですが、景気がよくなる兆しが見えてきています。

文章:鳥羽 賢(All About「世界のニュース・トレンド」旧ガイド)
昨年秋以来「世界恐慌」「100年に1度の不況」と言われて早半年、日本においても状況は厳しく、就職活動も困難を極めています。しかし、そんな中でも少しずつですが、景気がよくなる兆しが見えてきています。

【CONTENTS】
「株価は景気に先行する」、ということは……?(1P目)
NYダウは?(1P目)
小売業界が出店攻勢。首尾は……?(2P目)
景気ウォッチャー調査の現状判断DIが4ヶ月連続上昇(2P目)

「株価は景気に先行する」、ということは……?

景気と密接な関係にあるのが株価です。その株価ですが、春になってかなりいい感じで上がってきています。

例えば日経平均を見ると、3月10日に7021円の底をつけてから上昇が続き、5月11日には9500円付近まで戻しています。3月10日を基準にして考えると、実に30%以上もの上昇です。

「株価は景気に先行する」という言葉があります。これは単なる言葉ではなく、実際に過去の景気を見ても事実としての裏づけがあります。明確な例としては1990年前後のバブル崩壊で、日経平均が38,915円の天井をつけたのは、1989年の暮れ。1990年が明けると株価は一気に下がっていきました。

その後1990年中には「不況」という言葉はあまり聞かれませんでしたが、1991年になってから日本経済は本格的な不況に突入しています。このように、株価の動きと実態経済には一定のずれが存在しつつも、実態経済は株価の動きを追っていくことが多くなっています。

今回の景気悪化も同様で、2007年夏にサブプライム問題が表面化し株価が下がり始めると、「世界経済は不況突入か?」と言われ始めました。その後2008年10月の大暴落が起こって、「世界恐慌」という言葉が使われ始めています。

3月10日に7021円の底をつけたのはもうお話しましたが、日経平均は去年の10月28日にそれよりさらに低い、6994円の大底値をつけています。つまり、その後半年以上安値を更新していないことになり、これはかなり強い底打ちのサインと考えることもできます。株価が底を打ったなら、「株価は景気に先行する」の原理に基づけば、景気も底を打つのは間近と思われます。

NYダウは?

ドル札
ニューヨークの株式市場は世界中の株に影響を与える。
日経平均は底打ちのサインを見せていますが、株式市場の総本山であるニューヨークのダウ工業平均はどうでしょうか?

ダウ平均も日経と同様に、3月9日に6440ドルの底をつけてから5月にかけて上がり続け、5月には8650ドル付近まで戻しています。しかしダウは日経と違って、10月や11月につけた安値を3月にさらに更新しています。そのために半年間安値を更新していないわけではないので、3月9日の値が大底と言えるはどうかはまだわかりません。今後の推移に注目でしょう。

(執筆者:鳥羽 賢)

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