文章:石原 敬子(All About「よくわかる経済」旧ガイド)
「女性の社会進出」は今年のキーワードのひとつ。女性の力が経済にインパクトを与えるというこの新語、「ウーマノミクス」とその背景についてお伝えしましょう。
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女性パワーが日本を救う?(1P目)働きたい女性と成長したい企業のマッチング(1P目)ウーマノミクスの定着にはコレが必要!(2P目)女性パワーが日本を救う?
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| 女性が働く+お金を使う=日本経済の発展?! |
「ウーマノミクス」とは、ゴールドマンサックス証券のキャシー・松井氏が1999年に提唱した概念で、「ウーマン」+「エコノミクス」を合わせた造語です。その概要は、「女性の労働力上昇は、少子高齢化の圧力を軽減し、日本経済の長期潜在成長力を押し上げる効果がある。ウーマノミクスは長期的な投資テーマになる可能性が高い」というもの。要は、女性が働き手として期待され、消費者としてもリードする経済のことです。さらに、ゴールドマン・サックス証券では、ウーマノミクスを2006年の日本のキーワードの一つと挙げています。
では、ウーマノミクスがなぜ、注目を集めているのでしょうか。実は、ウーマノミクスは「2007年問題」の解決手段のひとつとして期待され、「日本の含み資産」とも言われているのです。
日本の含み資産といわれる所以は、女性に社会的な門戸が広く開かれることにより、その恩恵は決して女性のためだけではなく日本全体に大きな経済効果をもたらす可能性を秘めているというところにあります。
日本経済はこの数年の間に順調に回復をし、次の成長ステップへのひとつの壁は、団塊世代の大量退職により高いスキルの人材が日本経済からいなくなってしまうということ。このままでは、経済の成長どころか衰退してしまうのではないかとも懸念されています。
労働力の量と質の低下を補う方策としては、次のようなことが考えられています。
・少子高齢化への対策として考えられる出生率の引き上げ
・外国人労働者の受け入れ拡大
・女性労働力の活用
このうち、最も現実味があると分析されているのが「女性の労働力の活用」です。
働きたい女性と成長したい企業のマッチング
男女雇用機会均等法が成立してから20年以上が経ち、社会で活躍する女性の姿はいまや珍しいものではなくなりつつはあります。しかし、女性の本当の実力をまだ有効に活用しているとはお世辞にも言えないでしょう。ここに目をつけ、労働力の低下を補い、さらに日本経済が成長を遂げるには、女性を核になる人材として登用することというわけなのです。
一方、当の女性たちはどうかというと「結婚または出産」=「退職」という構図は年々薄れてきています。働き続けたいと思っている優秀な女性は以前に比べれると圧倒的に増加、「仕事の機会されあれば結婚、出産後も働きたい」とか「家計を支えるためには働きたい」とか「自分自身の生きがいのために働きたい」という女性も少なくありません。
このように、働き手の減少に備えた労働力の需要と働きたい女性による労働力の供給は、現実に両方ともあるわけで、あとはこれをうまく活用するだけなのです。うまく活用することで、日本経済はさらに長期に渡って発展するというがウーマノミクスの考え方です。
ウーマノミクスに積極的な企業は、女性の活躍が企業業績に直結するということだけではなく、女性ならではの視点で消費動向の把握に役立つとか、社会的に評価されるなどの付加価値としてもCSR(企業の社会的責任)の観点から注目されているのも事実です。
でも、女性の力を上手に発揮している例って少ないですよね。それはどうしてなのでしょう。この続きは
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