文章:鳥羽 賢(All About「世界のニュース・トレンド」旧ガイド)
北京五輪に続く中国のビッグイベント、上海万博が2010年5月1日から10月31日まで開催される予定になっています。世界的に景気が後退する中、上海万博はどのような影響を受けているのでしょうか?
【CONTENTS】
史上最大の万博を目指す中国(1P目)日本企業が狙うビジネスチャンスは……(2P目)世界不況の上海万博への影響は?(3P目)アメリカが参加中止か?!(3P目)史上最大の万博を目指す中国
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| 上海万博のオフィシャル機関紙『2010上海EXPO』2009年1月号 |
北京五輪と同様に、中国はこの万博に国の威信をかけ、なんとしても成功させようと全力を挙げています。上海万博に直接投資される金額は最終的には30億ドル(約2700億円)、来場者は延べ7000万人を目標とし、開催地の総面積は400ヘクタールと2005年愛知万博の3倍近くになる予定です。
参加する国・組織の数は、2009年1月現在で183ヶ国を含む229の国・組織となっており、150年の万博史上でも最大の規模になる予定です。7000万人という来場者数の目標が達成すればこちらも万博史上最大になるので、まさにこれまでの万博を全て凌ぐ空前のスケールで開催しようと中国が意気込んでいるのは明らかでしょう。
日本からは「日本産業館」としてパビリオンが出展される予定になっていて、トステムなど15~20社程度の企業が日本産業館に参加します。日本産業館の代表は、元通産官僚の堺屋太一氏が就任しています。
日本産業館のメインテーマは3つあり、再利用(リユース)のテーマでは内装におけるコンテナの再利用など、空間(スペース)のテーマでは出展パビリオンの中でも最大規模の空間を使った演出、パルス(脈動)のテーマではパビリオン内で3分ごとに何かが変化する脈動を提供します。
→次ページ。日本企業は上海万博によって生まれるビジネスチャンスを狙っています。